現代生活には必要不可欠になってしまった電気。世の中の情報伝達媒体として広く普及しているスマートフォン。生活の中では気が付きにくいかもしれませんが、これらが当たり前に機能しているのも鉄塔のおかげ。
今回、新卒採用ツールとしてnext≫を導入していただいた、株式会社デンロコーポレーションは送電鉄塔・通信鉄塔のシェアNo.1企業。理系の採用が中心になるメーカー企業では、next≫はどのような効果を発揮するのでしょうか。今回は、採用担当の寺西 彩夏さん、玉田 珠昌さんに詳しいお話を伺いました。
株式会社デンロコーポレーション
設立 1947年
資本金 9,600万円
社員数 661人
売上高 119億円
事業内容
1.鉄塔事業
送電・通信鉄塔、鋼構造物全般の 設計、製造、タワーメンテナンス、技術コンサルティング、研究開発
※タワーメンテナンス…劣化診断、延命化対策、補修・立替工事など2.プラント事業
産業機械設備・生産ラインの設計、製作、据付、試運転、研究開発
※産業機械設備…
- 表面処理設備(線材自動酸洗設備、自動めっき設備など)
- 熱処理設備(流動層パテンティング熱処理設備など)
- 自動加工設備(プレートレーザー加工機など)
※生産ライン…ループロ方式燃鈍めっきラインなど
3.めっき受託加工事業
鋼構造物の溶融亜鉛めっき加工(防錆処理)、 およびめっきに関する研究、新技術開発、コンサルティング
企業サイトURL (http://www.denro.co.jp/recruit/)
新卒採用担当 寺西 彩夏さん
新卒採用担当 寺西 彩夏さん
- 人材課 課長
- 新卒入社。入社6年目
- 入社後、経理、資材、総務、人材と4つの部署を経験
新卒採用担当 玉田 珠昌さん
新卒採用担当 玉田 珠昌さん
- 入社4年目
- 総務課を経験した後、2年目より人材課へ
- 人材課では一番のフレッシュ社員。
インタビュアー:アローリンク 石丸
カメラマン:アローリンク 北嶋
目次
直接会うのは一つの手段なのですが、会えない間も連絡したいじゃないですか。
ーーーーー「next≫を導入したキッカケや、その時の課題を教えてください。」
寺西:「19卒採用から導入しているのですが、当時の課題は「とにかく歩留まりを上げること」でした。
秋から冬にかけて大学を周る中で、教授訪問をしたり、学科毎で会社説明会をさせていただいたり、学内セミナーをしたり。そこで接触した学生を、3月の自社説明会に誘導するのですが、12月に出会うことも多くて3ヵ月近くの日数が空いてしまうんですよね。どうしても、忘れられてしまう・・・。
いざ、蓋を開けても予約はそこまで集まらない・・・。あれだけ沢山の学生に出会ったのに・・・。なので、もっと早くから説明会の案内をしたり、予約を受け付けたりできないものかなと。
それまでは知名度を上げたり、出会いを増やすことに力を入れていたのですが、それだけでは「最終デンロに決めます!」という明確な動機を作れない、という課題がありまして・・・。
なので、19卒では学生と何度も個別で時間を作って面談したり、メンターが学生にずっと付き添っていくことで志望度を上げていくという戦略を考えてたんですね。
ただ・・・メールだと用事がないと送れないし、固いので不向きかなと。あとは工数がかかりますし、相手からのレスポンスも遅いし、やきもきする。
そこで、たまたまメルマガかチラシがアローリンクさんから届いて、セミナーに行ってもらったんですよね、12月に。
LINEは今流行っているし、ちょっと行ってみよう!といった感じで笑
話を聞いたら、今の課題を解決するのにぴったりで、導入することになりました。」
ーーーーー「素晴らしい導入エピソードですね! 必要な企業さまに使っていただけて光栄です。」
学内セミナーで興味をもっても3月まで予約できる場所がない
ーーーーー「大学の説明会っていうのは、実際に学生の前でお話をしてそこで終わりですか?」
玉田:「そうですね、セミナーだとブースでプレゼンをして、個人情報を書いてもらってその日は終わり。
次の日に「ありがとうございました」とお礼メールを送って、次は説明会案内。
ただ、3月までは予約できる場所がないので、学生には結構ハードルが高いみたいで。「メールで説明会参加希望です」って送ってくる子はいないですし。」
ーーーーー「確かに、ちょっと手間ですもんね。」
寺西:「電話で予約する人もいないし。せっかく会えたのに、手立てがなくて。
こんなに採用が早期化しているのに、ナビサイトはずっと3月。まあ、それは守るんですけどね。」
ーーーーー「歩留まりを解消したいとのことでしたが、具体的な人数を伺ってもよろしいですか?」
寺西:「数字で見ると、素晴らしい結果に見えないかもしれませんが、元々がかなり低くて・・・。合説で10人に出会ったら1人自社説明会に来るくらいなので元々約10%。
それが14%になったので、40%増ですね。ただ、LINEの導入が2月の半ばだったので、合説からのセミナー流入に関しては完全に使い切れていませんね・・・。20卒こそはフル活用していきたいと思います。
ただ、メンターや私たちが学生と関係を深めるという部分では大きく改善されましたね。」
採用担当者の誰もが「メールより楽」と言いますね。
ーーーーー「その他に改善された点はございましたか?」
玉田:「学生の弊社に対する温度感のようなものがすぐに分かることで、業務効率化に繋がりましたね。
メールだと学生のレスポンスが遅いので、無視をされているのか、興味がないのか、ただ忙しいのかは判断できないんですよね。
LINEだと返信が早いですし、興味がない場合すぐにブロックしてくれますからね。next≫だとブロックが分かるのも結構大事な機能だなと。」
ーーーーー「そうですね・・・。メールだとどっちなんだろう・・・?ってモヤモヤしてしますもんね。」
玉田:「ブロックされたら諦めがつく。落ち込むけど、仕方ないかと。余計な工数かけなくて済むのですごく助かります。」
学生「メッセージが埋もれない。返事が圧倒的にしやすい」
ーーーーー「実際学生さんからの声はありますか?」
寺西:「ありますね、見落としがないって。
説明会の案内や予約確認なども、メールやナビのメッセージボックスだと埋もれてしまうみたいで。
それに比べてLINEは見落とさないし、返事がしやすい。
あと、LINEからの予約って本当に楽。確かに2タップくらいですもんね。」
ーーーーー「珍しい!とかは言われたことはありますか?」
寺西:「他で使っている企業を見た、と言う学生はまだいないですね!珍しいのもかなり強みかと!」
元々の母集団は減っても、密なフォローができるので、最終まで残る人数がすごく増えました。
ーーーーー「実際の採用結果には変化はありましたか?」
寺西:「メンター業務、LINEを含めた密なフォローの成果がしっかり出たと思っています。
理系の内定承諾者数も18卒は3人だったのですが、19卒は7人、と倍以上に増えました。
その7人はずっと、LINEでしっかりとフォローして来た方々です。
あとは、出会いを増やすことよりも、フォローに時間を注力したので応募者数は少し減りましたが、その分精度の高いコミュニケーションを継続していたので、最終に進んだ学生の数は多かったです。」
ーーーーー「具体的にどのくらいの人数が進まれましたのでしょうか?」
寺西:「理系だけの数字で言うと、応募者数は前年の83%に留まったのですが、最終面接まで進んだ数は前年の146%です。
数字でいうと、応募が70名から58名に。最終面接まで行った人は13名から19名。
この数字は6月までの第一クールのものなんですけど、本当に素晴らしいことだな・・・と。
内定も10人だったのが、17人になりました。」
ーーーーー「無駄な面接を減らしているのは、面接官のモチベーション的にも素晴らしいことですよね。」
「LINEで説明会の案内します!」これで、学生の抵抗なく登録していただけますね笑
寺西:「合説から個人情報を集めるために、コミュニケーションシートを渡して、名前やメールアドレスを書いてもらうんですけど、しっかり書いてくれないとその後の連絡が取れなくなるのでこれが企業にとってはとても重要で・・・。
名前や連絡先を書くのには5分以上時間がとられるのもかなり気になっていました。その時間も人事は話続けるので、結構記入ミスも多いです。
一時期、その時間確保のためにプレゼンを短くするといった本末転倒なことをしていましたね笑
今は[QRコード読み込んで、ササッと入力して終わり!]というスピード感なので、非常に助かっています。やはり、スマホネイティブ世代だからか圧倒的に早いです。また、記入ミスが減るだけでなく、読めない字が無くなるのでエラーでメールが送信できないケースは大きく減少しましたね。数字の[1]なのか、英語の[l]なのかのようなストレスから解放されます。そもそも、手打ちでデータ入力することが無くなるので、手間が減りますね。」
ーーーーー「非常によく分かります・・・。スマホだとメールアドレスが予測変換に出てくるので、細かく入力する人が少ないのも、ミスが減る要因かも。
LINEの友だち登録へはどのように誘導されていますか?」
寺西:「そうですね。早めに座ってくれた学生に先にQRコードの紙を渡して、始まるまでに登録してもらう。もしくは最後に「LINEだけ登録よろしくね」と行って登録してもらう、といった流れですかね。一応、「登録しました」という画面を最後に見せてもらいます。5分もかかりません。」
ーーーーー「学生の反応はどうですか?」
寺西:「導入前に気にしていた課題ですね笑
このLINEで説明会の案内しますからねー、と言えば何も抵抗なく登録してくれますね。それくらいLINEが浸透しているかなと。」
使い慣れすぎて初心を忘れるほどのインターフェイス。管理画面がすごく見やすいです。
分類分けとか結構見やすい。結構融通が利く感じ、自由度高い。タグつけたり。
最初からそんなに抵抗はなかったんですか?
ーーーーー「管理画面の使いやすさはいかがでしょうか?」
玉田:「分類分けとかかなり見やすいですね!自由度が非常に高くかなり融通がききます。」
ーーーーー「ありがとうございます。最初から、あまり抵抗はありませんでしたか?」
玉田:「最初の最初は慣れなくて大変だったかもしれません笑 その時は木田さん(next≫事業部SP課)に助けてもらっていました。チャットワーク、電話も毎日のように続けていたかも。
ただ、あるタイミングから一気に使えるようになりました。今では、使い慣れすぎて初心を忘れるほどです笑」
ーーーーー「使いこなしてくださって本当に嬉しいです! 今では全て自分で作られるんですか?」
玉田:「そうですね!自分で作ってみてから、こういうことしたいのですが、できますか?とたまに木田さんに聞いたりする程度ですね。
社内向けのマニュアルなども作成しています。私たち以外は、それを見ながら操作する感じですね!
ーーーーー「すごいですね!next≫のサポート課の方ですか?笑」
リクルーターにもメルマガを見てもらうことで、採用に関心持ってもらう
寺西:「デンロコーポレーションがLINE@をやっていることは、学生だけではなく社員にも伝えており、社長含め何人かが登録しています。
登録してくれた社員にも学生と同じように定期配信をしているのですが、その結果、採用そのものに関心をもってもらえるようになり、協力をお願いしやすい環境になったというか・・・笑
全く想像していない効果ですが、とてもありがたいです。」
ーーーーー「まさか!そんな効果があるとは!next≫の使い道は本当に幅広いですね!」
寺西さま、玉田さまインタビューありがとうございました!