現代生活には必要不可欠になってしまった電気。世の中の情報伝達媒体として広く普及しているスマートフォン。生活の中では気が付きにくいかもしれませんが、これらが当たり前に機能しているのも鉄塔のおかげ。
今回、新卒採用ツールとしてnext≫を導入していただいた、株式会社デンロコーポレーションは送電鉄塔・通信鉄塔のシェアNo.1企業。理系の採用が中心になるメーカー企業では、next≫はどのような効果を発揮するのでしょうか。今回は、採用担当の寺西 彩夏さん、玉田 珠晶さんに詳しいお話を伺いました。
株式会社デンロコーポレーション
設立 1947年
資本金 9,600万円
社員数 677人(2018年4月1日時点)
売上高 119億円(2017年12月期)
事業内容
1.鉄塔事業
送電・通信鉄塔、鋼構造物全般の 設計、製造、タワーメンテナンス、技術コンサルティング、研究開発
※タワーメンテナンス…劣化診断、延命化対策、補修・立替工事など2.プラント事業
鋼材を加工する産業機械設備・生産ラインの設計、製作、据付、試運転、研究開発
3.めっき受託加工事業
鋼構造物の溶融亜鉛めっき加工(防錆処理)、 およびめっきに関する研究、新技術開発、コンサルティング
企業サイトURL (http://www.denro.co.jp/recruit/)
新卒採用担当 寺西 彩夏さん
新卒採用担当 寺西 彩夏さん
- 人材課 課長
- 2013年入社。現在6年目
- 入社後、経理・資材・国際総務・人材と4つの部署を経験
新卒採用担当 玉田 珠晶さん
新卒採用担当 玉田 珠晶さん
- 2015年入社。現在4年目
- 総務課を経験した後、入社2年目より人材課へ
インタビュアー:アローリンク 石丸
カメラマン:アローリンク 北嶋
目次
学内セミナーで興味をもっても3月まで予約できる場所がない
ーーーーー「next≫を導入したキッカケや、その時の課題を教えてください。」
寺西:「たまたまメルマガかチラシがアローリンクさんから届いて、セミナーに行ったんですよね、昨年の12月に。ちょうど、19卒採用が本格的に走り始めた時期で。
LINEは今流行っているし、ちょっと行ってみよう!といった感じで笑
話を聞いたら、当時の課題を解決するのにぴったりで、導入することになりました。
当時の課題というのが2つあって、まず1つ目は「とにかく歩留まりを上げること」でした。
秋から冬にかけて大学を訪問して、教授に挨拶回りをしたり、教室を借りて学科向けに説明会をさせていただいたり、学内セミナーに参加したり。
そこで接触した学生を、3月の自社説明会に誘導するのですが、たとえば12月に出会った学生だと、自社説明会まで3ヵ月近くの日数が空いてしまうんですよね。
どうしても、忘れられてしまう・・・。」
ーーーーー「大学での説明会っていうのは、実際に学生の前でお話をしてそこで終わりですか?」
玉田:「そうですね、セミナーだとブースでプレゼンをして、連絡先を書いてもらってその日は終わり。
次の日に「ありがとうございました」とお礼メールを送って、そこで自社説明会の案内もします。
ただ、3月までは予約を受け付けられる場所がないので、「電話かメールで受付けます」と書いていたんですけど、学生には結構ハードルが高いみたいで。」
ーーーーー「確かに、ちょっと手間ですもんね。」
寺西:「せっかく会えたのに、手立てがなくて。
採用が早期化しているなかで、ナビサイトの3月オープンを待てない状況でした。」
玉田:「ブースで学生に連絡先を書いてもらうところにも問題があって。
結構記入ミスが多いんですよね。
しっかり書いてもらわないとその後の連絡が取れなくなるので、私たちにとってはとても重要で・・・。」
寺西:「記入に5分以上時間がとられるのもかなり気になっていました。
一時期、その時間確保のためにプレゼンを短くするといった本末転倒なことをしていましたね笑
いざ、3月になって蓋を開けても、予約がそこまで集まらない・・・。あれだけ沢山の学生に出会ったのに・・・。なので、もっと早くから説明会の案内をしたり、予約を受け付けたりできないものかなと。
そんなときに、アローリンクさんのセミナーに参加して、「LINEならクリアできそうだな」と思ったんですよね。」
「LINEで説明会の案内します!」これで、学生の抵抗なく登録していただけますね笑
ーーーーー「実際に導入されて、いかがでしたか?」
寺西:「LINEは時期関係なく説明会の案内ができるので、すごくありがたいですね。
学生の予約のハードルを下げることができました。
連絡先の取得も、今は[QRコード読み込んで、ササッと入力して終わり!]というスピード感なので、非常に助かっています。
やはり、スマホネイティブ世代だからか圧倒的に早いです。
学生の入力ミスもほとんどないです。
LINE導入前は、学生に書いてもらったシートを手打ちでデータ入力していたんですが、それが不要になったので、こちらの読み間違いによるミスもなくなりました。
これは数字の[1]なのか、英語の[l]なのか?のようなストレスから解放されます。総じて、手間が減りましたね。」
ーーーーー「非常によく分かります・・・。スマホだとメールアドレスが予測変換に出てくるので、細かく入力する人が少ないのも、ミスが減る要因かも。
LINEの友だち登録へはどのように誘導されていますか?」
寺西:「そうですね。早めにブースに座ってくれた学生に先にQRコードの紙を渡して、プレゼンが始まるまでに登録してもらう。
もしくは最後に「LINEだけ登録よろしくね」と言って登録してもらう、といった流れですかね。
一応、「登録しました」という画面を最後に見せてもらいます。5分もかかりません。」
ーーーーー「学生の反応はどうですか?」
寺西:「導入前に気にしていた課題ですね笑
このLINEで説明会の案内しますからねー、と言えば何も抵抗なく登録してくれますね。
それくらいLINEが浸透しているかなと。」
ーーーーー「歩留まりを解消したいとのことでしたが、具体的な人数を伺ってもよろしいですか?」
寺西:「数字で見ると、素晴らしい結果に見えないかもしれませんが、元々がかなり低くて・・・。合説で10人に出会ったら1人自社説明会に来るくらいなので元々約10%。
それが14%になったので、40%増ですね。
ただ、LINEの導入が2月の半ばだったので、合説からのセミナー流入に関しては完全に使い切れていませんね・・・。
20卒こそはフル活用していきたいと思います。」
直接会うのは一つの手段なのですが、会えない間も連絡したいじゃないですか。
寺西:「LINE導入のきっかけになった課題の2つ目が、「最終デンロに決めます!」という明確な動機を作れない、ということでした。
これまでは知名度を上げたり、出会いを増やすことに力を入れていたのですが、それだけじゃなくて、19卒採用ではメンターと呼ばれる社員が学生と何度も個別で面談したりして、学生にずっと付き添っていくことで志望度を上げていくという戦略を考えていたんですね。
直接会う以外の手段としては、メールもその一つだと思うんですけど、メールだと用事がないと送れないし、固いので不向きかなと思っていました。
文章を作るにも工数がかかりますし、相手からのレスポンスも遅いし、やきもきする。
それがLINEだったら、会えない間も気軽に連絡できるなと思ったんですよね。」
ーーーーー「素晴らしい導入エピソードですね! 必要な企業さまに使っていただけて光栄です。」
採用担当者の誰もが「メールより楽」と言いますね。
ーーーーー「学生とのコミュニケーションという点で、実際使ってみていかがでしたか?」
寺西:「やっぱりLINEだと、宛名とか署名を入れる必要もないですし、ラフな雰囲気でやりとりできますね。」
玉田:「絵文字も積極的に使っています笑。
また、学生の弊社に対する温度感のようなものがすぐに分かることで、業務効率化に繋がりましたね。
メールだと学生のレスポンスが遅いので、無視をされているのか、興味がないのか、ただ忙しいのかは判断できないんですよね。
LINEだと返信が早いですし、興味がない場合すぐにブロックしてくれますからね。next≫だとブロックが分かるのも結構大きいなと。」
ーーーーー「そうですね・・・。メールだとどっちなんだろう・・・?ってモヤモヤしますもんね。」
玉田:「ブロックされたら諦めがつく。
落ち込むけど、仕方ないかと。余計な工数かけなくて済むのですごく助かります。」
学生「メッセージが埋もれない。返事が圧倒的にしやすい」
ーーーーー「実際学生さんからの声はありますか?」
寺西:「ありますね、見落としがないって。
説明会の案内やリマインドも、メールやナビのメッセージボックスだと埋もれてしまうみたいで。
それに比べてLINEは見落とさないし、返事がしやすい。
あと、LINEからの予約って本当に楽。2タップくらいですもんね。」
ーーーーー「珍しい!とかは言われたことはありますか?」
寺西:「他で使っている企業を見た、と言う学生はまだいないですね!珍しいのもかなり強みかと!」
母集団は減っても、密なフォローができるので、最終まで残る人数がすごく増えました。
ーーーーー「実際の採用結果には変化はありましたか?」
寺西:「メンター業務、LINEを含めた密なフォローの成果がしっかり出たと思っています。
理系の内定承諾者数が、18卒は3人だったのですが、19卒は7人と倍以上に増えました。
その7人はずっと、LINEも使いながらしっかりとフォローして来た方々です。
あとは、出会いを増やすことよりフォローに注力したので、応募者数は少し減りましたが、その分精度の高いコミュニケーションを継続していたので、最終面接に進んだ学生の数は多かったです。」
ーーーーー「具体的にどのくらいの人数が進まれましたのでしょうか?」
寺西:「理系だけの数字で言うと、応募者数は前年の83%に留まったのですが、最終面接まで進んだ数は前年の146%です。
数字でいうと、応募が70名から58名に。最終面接まで行った人は13名から19名。
この数字は6月までの第1クールのものなんですけど、いい結果を出せたな・・・と。
理系の内定者数も、前年の10人から17人に増えました。」
ーーーーー「質の高い学生を面接に送りこめているのは、面接官のモチベーション的にも素晴らしいことですよね。」
使い慣れすぎて初心を忘れるほどのインターフェイス。管理画面がすごく見やすいです。
ーーーーー「管理画面の使いやすさはいかがでしょうか?」
玉田:「分類分けとかかなり見やすいですね!自由度が非常に高くかなり融通がききます。」
ーーーーー「ありがとうございます。最初から、あまり抵抗はありませんでしたか?」
玉田:「最初は慣れなくて大変だったかもしれません笑
その時は木田さん(next≫事業部SP課)に助けてもらっていました。
チャットワーク、電話も毎日のようにしていたかも。
ただ、あるタイミングから一気に使えるようになりました。
今では、使い慣れすぎて初心を忘れるほどです笑」
ーーーーー「使いこなしてくださって本当に嬉しいです! 今ではテンプレートや予約画面など、全て自分で作られるんですか?」
玉田:「そうですね!自分で作ってみてから、こういうことしたいのですが、できますか?とたまに木田さんに聞いたりする程度ですね。
社内向けのマニュアルなども作成しています。
私たち以外は、それを見ながら操作する感じですね!」
ーーーーー「すごいですね!next≫のサポート課の方ですか?笑」
リクルーターにもメルマガを見てもらうことで、採用に関心を持ってもらう
寺西:「デンロコーポレーションがLINE@をやっていることは、学生だけではなく社員にも伝えており、社長含め何人かが登録しています。
登録してくれた社員にも学生と同じようにメルマガなどを定期配信をしているのですが、その結果、採用そのものに関心をもってもらえるようになり、協力をお願いしやすい環境になったというか・・・笑
全く想像していない効果ですが、とてもありがたいです。」
ーーーーー「まさか!そんな効果があるとは!next≫の使い道は本当に幅広いですね!」
寺西さま、玉田さまインタビューありがとうございました!
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