【新卒採用向け】内定辞退率が低下!学生が内定辞退する理由と対策

内定辞退とは?

内定辞退とは、企業が学生に内定通知を出している状態、かつ学生が内定を受け取っている・承認した後で、学生が内定の取り下げ・辞退を申し出てくることです。

学生が内定を承認した時点で、雇用契約は成約していることになります。そのため、内定辞退=契約の不当破棄に当たる意味を持ってしまいます。しかし、職業の選択の自由が憲法によって保障されているため、内定者が一度得た内定を辞退することは可能です。

ですが、あくまで上記は内定辞退の意味・解釈についてです。実際のところ、リクルートキャリアの就職みらい研究所が発表した「就職プロセス調査 (2020年卒)」の【確報版】「2019年9月1日時点 内定状況」によると、2019年9月1日時点の就職内定辞退率が60%を超えているのが現状です。

内定とは?

一般的に内定とは、「正式の発表の前に会社と雇用者内で定まること、また決定」のすることです。学生が企業から「採用通知」の書面を受け取り、学生が企業に「入社承諾書」に両者の合意が合った上で、サイン・提出することによって労働契約が結ばれます。多くの企業は内定を出した学生を集め、10月に内定式を実施します。内定式で受け取る採用通知書には、勤務時期や条件、内定を辞退する際の流れが記載されています。学生はその内容を踏まえて入社を承諾するか、という一連の流れが存在します。

・内定通知書 | 内々定と内定の違いについて

内定通知書とは、正式には「採用内定通知書」と呼ばれ、採用や役職への就任が確定した際に、その旨を記載した書面のことを示します。メールや電話、口頭で伝えられるケースもあるかと思いますが、企業が学生に対して採用決定を伝える重要な内容なため、書面で渡すようにしましょう。

 

内定は上記の通りですが、内定とは別に内々定という言葉もあります。内々定と内定の違いについて、また採用通知書と内定通知書の違いについては、以下の記事に詳しく載っています。

【採用と内定の違いを理解しよう!トラブル回避には内定通知書も重要!】

https://line-next.com/blog/archives/2314

内定辞退の現状

近年の内定辞退の現状、そして内定辞退の背景を考察していこうと思います。

そもそもの採用状況

新型コロナウイルス拡大する前は、就活市場は「売り手市場」と呼ばれていました。就活における売り手市場とは、就職を希望する就活生よりも、採用したい企業数が多い状況を意味します。売り手市場で就活生は内定を取りやすく、また選考を受ける企業の選択肢も豊富になる傾向にあります。売り手市場になるほど、就活生は内定を複数をもらうことができますので、内定辞退率が上がると考えられます。リクルートの就職みらい研究所のアンケート調査によると、2020年卒の3月での卒業時点で、内定辞退率は66.9%でした。約7割もの学生が内定辞退をしていると考えると、売り手市場であることが実感できます。

しかし、2020年3月から新型コロナウイルスが世界規模で感染拡大しました。その結果、企業の営利活動の鈍化・低下。反対に学生は、就職活動への関心と高めている人数が増えている状態です。就活市場は「買い手市場」、つまり採用したい企業数よりも、就職を希望する就活生が多くなってくるのではないでしょうか。

就活生が内定辞退をする理由

学生が内定辞退する理由は、なんでしょうか?以下に、学生が内定辞退の理由を紹介いたします。

第一志望の内定先ではなかった

学生が就職活動を行う際には、第一志望だけではなく、数十社以上受ける学生も珍しくなく、同じ業界だけでもいくつもの会社に応募・エントリーしているのが普通です。企業が学生に内定を出していたとしても、他の企業の方が志望度が高い、かつそこから内定をもらってしまった場合には、内定辞退する可能性が高くなります。

面接の場で、「複数の企業のエントリーをしている」「公務員試験を受けている」「他の企業の志望度が高い」と直接伝えるくる学生も中にはいますが、正直に伝えてしまうと内定がもらえないと考えてしまう学生が多くみられます。

ちょっとしたところで悪い印象を抱いている

就職活動においてよく言われているのが「学生側も企業を選んでいる」ということです。選考の形として顕著に現れているのが、「逆求人」です。逆求人とは、企業側が採用したい学生にオファーをかけ、学生がオファーの是非を決める採用の種類です。つまり、学生側に「選ぶ」という考え方が強くなってきています。

採用担当者が面接や学生の対応に注意を払っていたとしても、「面接官の態度に悪い印象を持った」「訪問したオフィスの雰囲気が悪かった」「会った社員さんに挨拶してもらえなかった」といった理由で内定辞退に繋がることもあります。

条件面で納得いっていない

企業側が提示した条件が、学生の求めている条件に合わない場合は、内定辞退につながりやすくなります。学生が思い描いていた条件とは違い、納得していない場合には、他の企業の選考を受けている可能性も高いのです。選考が進んでいる、また面接の際には「条件に不満があるが、伝えると選考が不利になるではないか」といった思考をもってしまうため、学生の納得いっていない部分はなかなか表に出ない傾向があります。

内定期間がどうしても長くなっている

内定を出していたとしても学生はすぐに入社・働き始めるわけではなく、入社して働くまでに数ヶ月の期間が空いてしまいます。その期間で「本当にこの会社でいいのだろうか」「他にも企業を見て行った方がよいのではないだろうか」という思考を持ちやすくなります。そして、入社するまでの長い期間、学生はいろいろな過ごし方をします。就職活動を続けている、先輩からアドバイスを受ける等、活動している期間に別の企業や業界に興味をもってしまうことも多々あります。その結果、内定をいただいた企業への想いが薄れ、他の企業に行く決断をする学生もいます。

内定辞退の対応、対策、対処法

内定辞退率を減らすには、学生の心に残る内定者フォローが必要です。一般的な企業においては、平均すると採用費全体の15パーセント程度を「内定辞退を減らす」といった諸経費に充てています。もちろん費用に関してはあくまで目安なので、まずはお金のあまりかからないことから始めて見ても良いでしょう。

働いているイメージを想起

内定から入社までの働くまでの期間内で、学生が企業で働いている姿をイメージ・想起させることが非常に重要です。手段としては、社内見学・研修の実施、社員を内定者のメンターにする、内定者インターンの実施など、たくさんあります。内定期間に会社や社員への接触回数を増やし、親しみや交流、企業の理解度を深め、エンゲージメントを向上させていくことが大切です。注意する点は、学生と企業との距離感が近くなり過ぎたために、職場の雰囲気が実際よりも悪く映ってしまうことです。業務が忙しく、内定者のフォローが十分にできない時には特に気をつけましょう。また、内定者が複数いる場合には、横の繋がりを作る機会を設けることも重要です。これから一緒に働いていく仲間たちがいる、という安心感や、一緒に働いている姿を想起させることができます。企業と学生との接触する機会を増やすこと、そして学生同士の横のつながりを作ることにより、働くイメージをより強く想起させることができます。その結果、弊社では内定辞退率33%から12%まで下げることができています。今は直接会えるオフラインの環境下ではなく、オンラインがメインになっていますが『接触回数を増やす』ことは今も続けています。

学生を企業全体で歓迎する姿勢

内定期間といわず採用活動において最も重要なのが、「企業全体で学生を歓迎する姿勢」があることです。採用活動において、どうしても着目されるのは採用担当者・面接官になってしまいます。しかしすでに記載している通り、学生が気にするのは”ちょっとしたところ”です。淡々とした一方的なコミュニケーションではなく、自社の選考を受けにきている学生を企業全体で歓迎していることを伝えることは大切です。加えて企業が目指しているビジョンや仕事のやりがいなどを学生に伝えることによって、不安の払拭、またエンゲージメントの向上に繋がります。弊社で本格的に採用活動を開始するにあたり、一番最初に取り組んだのは会社全体を巻き込むことです。採用担当だけでは、学生に伝えたいことも伝わりきることは少ないでしょう。会社の雰囲気や採用担当以外の様子、役職・役員陣がどのような考え方をしているのか等、伝えたいことを伝えるためには、会社に巻き込むことで学生に伝わる状態を作る工夫をしています。役職陣・役員陣を混えた飲み会の開催、実際に社員が働いている現場見学・体験なども効果的です。

丁寧でマメなフォロー

内定を出してからの数ヶ月間、学生とコミュニケーションの回数を取っていきましょう。手紙やメール、最近であればSNSなど様々な方法でアプローチします。社内の様子や内定者の行動について、丁寧にフォローしていきます。内定をもらってからの数ヶ月、企業から何の音沙汰もなければ、学生は不安になってしまい、上記に記載した問題にもつながりやすくなります。懇親会や食事会と内定者フォローを目的として開くイベントなどを開催するのも1つです。最近では、オンラインの技術が急速に向上し、日本全国どこにいてもオンライン上であうことができるので、定期的に開催するのがおすすめです。連絡する際には、学生がいつも使っているツール、かつ、企業側のリソースを割かないものをお勧めします。詳細は以下で説明していきますが、1人1人に個別で連絡するのは非常に時間も人件費もかかってしまいます。弊社では、学生が詳細を入力する手間も省き、企業側が学生へ自動で連絡・管理することによって、採用業務が年間約100万円を削減することができています。

内定辞退を防ぐ取り組み事例

学生に内定を出すまでに、多くの時間も費用もかかっており、出来るならば防ぎたい内定辞退。内定者フォロー・内定辞退対策については、以下の記事で詳しく紹介しています。今回は「内定者とのコミュニケーション回数」に焦点を当ててご紹介します。

【内定者フォローは当たり前!内定辞退をなくすためにすべき5つのこと】

https://line-next.com/blog/archives/2306

コミュニケーション回数をとるならLINE

連絡の回数を増やす・コミュニケーションの回数を増やす面では、LINEでコミュニケーションを取ることをおすすめしています。学生はあまりメールを利用せず、アカウントをいくつも持ってしまっているのが現状です。一方でLINEは、学生の98.3%が利用しており、平均の開封率は60%を超えています。社内の様子を発信する、イベントの招待、学生の悩み相談をLINEで行えば、より内定辞退率を減らすことが可能です。

採用管理ツール「next»」

オンラインコミュニケーションの回数をとることにおいて、一番長けているLINE。その反面、LINEでコミュニケーションする際の大きな課題もあります。それは「コミュニケーションコスト」です。LINEでは、個人と連絡をとる機会が多くなるため、学生とやりとりする人数が増えれば増えるほど、採用担当者が連絡する負担が増えてしまいます。学生への連絡が遅くなってしまうと、不安・不満が溜まってしまうことも多々あります。

そこでお勧めしているのが、LINE採用管理ツール「next»」です。学生とのオンラインコミュニケーションを自動ですることができ、募集から採用までの間、また内定期間から入社までの間、学生のエンゲージメントを向上させ続けることが可能です。説明会や面接といったイベントの情報管理もちろん、「●日の選考会に参加した学生」といった特定の学生に情報を配信することも可能です。next»では、応募した学生の情報管理をだけでなく、適切なタイミングでLINEを通じて学生とのコミュニケーションをとることができます。

まとめ

内定を獲得しても様々な辞退する理由を持った学生がいるため、適切な内定者フォローを行っていくことが大切です。社内見学や研修、マメなフォロー、横の繋がりを作る機会を設け、学生のエンゲージメントを向上させていきましょう。

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