LINE採用のデメリットは?効果的な活用法をマーケターが徹底解説

LINE採用の活用

採用活動を便利にできるツールが販売され始めましたが、就活生とのコミュニケーションを取る目的として、LINEを取り入れ始めた企業が増えてきました。
メールや電話など就職希望者との連絡ツールには、さまざまなものがありますが、LINEを導入する企業が増えている背景には、メリットが豊富だからです。
しかし、ただ導入するだけではなく、活用方法や運用ルールなどを決めておかなければ、せっかく導入しても失敗してしまいます。
本記事では、LINEを採用に活用するデメリットやメリット、失敗しないための活用方法についてご紹介していきます。

企業が採用活動にLINEを使うデメリット

LINEのデメリット

企業が採用活動にLINEを使うことは、メリットは多いものの、気を付けなければならない点もいくつかあります。
たとえば、基本的にLINEアカウントは1つしか作れないため、個人アカウントを仕事用として使うことに抵抗感を覚える学生も少なくありません。

さらに、適切な更新頻度ではない・タイミングが悪いといったケースだと、ブロックされてしまってアプローチができなくなることもあります。
しかし、正しく運用・管理できていれば、回避できるものは多いので、どのようなデメリットがあるかを把握しておきましょう。

抵抗感を持つ学生には効果が無い

LINEは手軽に利用できるものの、電話番号1つにつき1アカウントしか作成できないため、多くの学生は個人アカウントを使うことになります。
そのため、個人アカウントでのやり取りに抵抗があるという学生も少なからずいるので、LINEを使うならと候補から外されることもあります。

さらに、保護者からの心象がよくないこともあり、内定後に「子どもが会社からLINEを交換するように言われた」といった問い合わせも起こりがちです。
両親が大手企業に勤めている場合だと、コンプライアンスやセキュリティ意識が非常に強いため、無料ツールであるLINEは信頼性がないと思われることもあります。

過去には、LINEを使っているユーザーの個人情報が漏えいしてしまった事件もあり、親世代からすると本当に大丈夫なのか、と心配されてしまいます。
初めての就職の場合、全く未知となる社会への進出に対して、学生は不安がいっぱいです。
LINEを交換する前には、必ずセキュリティ対策やどのようなことに利用するのか、しっかりと説明するようにしましょう。
LINE採用管理ツールであれば、管理者権限や二段階認証、SSL暗号といったさまざまなセキュリティ対策を行えるため、導入も検討してみてはいかがでしょうか。

通知の頻度やタイミングによってはブロックされる

LINEによる発信の頻度が多すぎるといった、学生・求職者にとって煩わしいと思われてしまうタイミングだと、ブロックされてしまうことがあります。
さらに、発信されたタイミングが深夜だった場合、通知で起きてしまった・夜中まで業務しているのかといった、企業に対して悪い印象を与えます。

そのため、就活生・求職者の思考や好ましいタイミングを見極めて、適切な情報を適切な量で送信することが重要です。
これは、カスタマージャーニーに則るという考えとなり、必要なタイミングを見極めることで就活生・求職者にとって負担とはなりません
就活生・求職者それぞれのアクションに合わせて、最適なタイミングで情報の発信ができるように、運用ルールや方法を決めていきましょう。

LINE公式アカウントは無料で送信できる数が決まっている

LINEの無料のフリープランと有料プランでは機能差はないものの、フリープランだと月に送信できるのは1,000通までです。
また、フリープランの場合、追加メッセージの従量課金は不可となるため、1,000通以上送りたいなら、有料プランを契約するしかありません。
具体的な金額は、有料だと月額5,000円と15,000円があり、比較的多い人数の就活生へ情報を発信したいのであれば、有料プランのほうが安心でしょう。
もし不安であれば、フリープランから様子を見て、採用規模を考慮したうえで有料プランを検討してみてください。

LINEの名前が本名ではない学生だと判別が難しい

LINEをニックネームで作成している就活生が多いので、本名が分からない・判別できないといった問題が起こりがちです。
そのため、登録してもらった後に名前を確認して、1人ひとりの名前を登録していかなければといった、デメリットがあります。

しかし、LINEを使った採用を補佐してくれるツールがあれば、初回登録時にアンケートを送信し、登録者の名前や学校名といった情報を取得可能です。
送信されたアンケートの内容は、セキュリティ対策されているLINE採用管理ツールにて管理されるので、安心して利用できます。

参考:next≫ FAQサイト「初回登録アンケートの作成」

企業が採用活動にLINEを使うメリット

企業が採用活動にLINEを使うデメリットもありますが、正しく運用できればメリットは豊富です。
LINEの強みは利用者が非常に多いため、コミュニケーションを取りやすく情報の発信もしやすいといった点があります。

さらに、LINEを使った採用管理ツールを導入することで、エントリー管理や入社資料の電子化、個別対応がしやすいのもメリットです。
合同説明会やセミナー情報などを送る際、LINEだと予約もしやすいため、採用活動を幅広く行うのであれば、LINEの利用はメリットが多いでしょう。

利用者数が圧倒的に多いため人材が集まりやすい

LINEは2022年9月現在、国内月間利用者数が9,300万人以上にものぼり、利用者数の多いSNSとして幅広い世代が利用しています。
さらに、公式アカウントによる企業のプロモーションも活発となっているので、多くの人の中で企業アカウントというものが認知されています。
採用活動を行ううえで、より多くの就活生に情報を発信できるため、友達登録してもらえれば会社の魅力を伝えやすいのがメリットです。

引用:「LINE for Business」

エントリー管理を自動化できる

LINEの採用管理ツールを導入すれば、AIチャットの活用や予約機能により、エントリー管理が自動化できるのが魅力です。
具体的には、エントリーシート受付から面接日程調整、セミナー受付などが自動化され、採用担当者の業務効率化が進みます。
LINEの独自機能にも、チャットタグという機能がありますが、ユーザーごとに「セミナーに参加」といったタグをつけるのは自動付与ではなく手作業となります。
そのため、自動化するのであればツールの導入が必要ですが、ノンコア業務にかかる手間は大幅に削減が可能です。

入社書類を電子化できるため業務効率化が進む

LINEを使った採用活動であれば、入社に必要な書類を電子化して送ってもらえるようになるので、紙での管理に比べると業務効率化が進みます。
紙による管理の場合、内定者の入社数が多いと欲しい情報を探すのも一苦労となってしまうだけでなく、紛失リスクや保管スペースの確保にコストがかかります。

しかし、入社書類を電子化して管理できれば、欲しい資料を検索で探すことができ、紛失リスクや保管スペースの確保は不要です。
ただ、ツールを入れていない公式LINEだと、情報漏えいやセキュリティリスクが懸念されるので、よくよく検討して扱うようにしましょう。
LINE採用管理ツールなら、セキュリティ対策が万全なため、安心してファイルを管理できます。

個別対応もしやすく連絡が取りやすい

LINEの友だち追加は気軽に行いやすく、学生や応募者の母集団形成も可能です。
自社のホームページやSNSなどの広告媒体に、LINE公式アカウントのQRコードやIDを掲載しておけば、就活生は友だち追加をスムーズに行えます。
さらに、友だち追加してくれた人数やタイムラインの反応も確認できるので、効果測定も簡単にできるのが特徴です。

また、面接候補者には、面接日の調整や面接会場の通知、必要な持ち物などの共有もスピーディーに行うことができ、既読確認により伝達漏れも防げるでしょう。
内定者との連絡ツールとしてもLINEは非常に有効で、内定辞退を防ぐためのフォローとして活用もできます。

会社説明会やセミナーの予約率が上がる

LINEを活用して会社説明会やセミナーの情報を発信すれば、確認しやすいだけでなく予約もしやすくなっているため、予約率を向上させられます。
LINE予約を使えば、Webサイトに移動せずにLINE内で予約が完了させられるので、就活生からすると非常に便利です。

また、LINE採用管理ツールを導入すれば、必要なタイミングで予約情報を送信できるセグメント機能の活用で、より効果的なタイミングで情報を発信できます。
一斉配信だと、情報が不必要な人にとってはブロックされる可能性がありますが、セグメント機能により、欲しいタイミングで欲しい情報が届けられます
配信数の節約にもなるので、限られた配信数のなかからより効果を上げるなら、採用管理ツールの導入もおすすめです。

 

LINEを使った採用活動に向いている企業は?

ビジネスマンと効率化

LINEを使った採用活動に向いている企業は、歩留まりの割合に悩んでおり、内定辞退を減らしたい企業が向いています。
歩留まりとは、応募から内定承諾までの流れで、どれだけの就活生がどこまで進んでいるのかといった割合のことです。
歩留まりの割合が、目標数よりも少ないとなってしまうと、内定辞退や不合格者が多いということになります。

そのため、LINEを使った採用活動により、スムーズな連絡対応や就活生への情報発信を行えるようになるので、歩留まりの割合を高められます。
具体的には、面接日程の調整や案内の送信、質疑応答などが容易になりますが、採用管理ツールの導入でより採用活動を効率化可能です。

さらに、応募者管理から入社書類の管理、セキュリティ対策なども万全で、採用に関する多くの業務を自動化し効率的に進められます。
LINEは、母集団形成には不向きなツールですが、一度連絡を取り合えるようになれば、内定承諾率を上げられるようになります。

LINE採用で失敗しないためには

LINEを使った採用で失敗しないためには、最適なタイミングでメッセージ送信を行い、就活生へ会社の魅力を知ってもらうことが大切です。
さらに、応募者との連絡対応をスムーズに行うことで、内定者の不安を解消できるようになり、内定辞退を防ぐこともできます。
また、採用担当者は、就活生のスケジュールに合わせて採用活動をしなければならないため、さまざまな業務が発生します。
採用管理ツールを導入することで、ノンコア業務を自動化できるようになるので、LINEによる採用活動を効率化する目的として導入してみてはいかがでしょうか。

最適なタイミングでメッセージを自動送信して効率化

企業の公式アカウントを友だち追加してくれた就活生に向けて、適切なタイミングでメッセージを送信できます。
採用情報の発信はもちろん、説明会の開催案内もボタンひとつで発信可能です。
さらに、学生の状況に合わせてメッセージ送信が自動でできるので、発信している内容が就活生にとってありがた迷惑となることもありません。

また、タイムライン機能を活用すれば、タイムライン上でのニュース配信や広報活動もできます。
メッセージを設定しておけば、ユーザーからの返信にもAIにより24時間365日、自動応答が可能です。
このように、LINEの採用管理ツールを導入することで、時間的なコストをかけずに、多くの就活生とコミュニケーションが取れるようになります。

応募者との連絡対応をスムーズにする

LINEは手軽で便利なツールですが、採用活動を有利に行いたいのであれば、スムーズに応対できるような環境構築が重要です。
LINEを活用する際には、就活生とコミュニケーションを取る・一斉送信や必要な情報を就活生の状況に合わせて発信する必要があります。
せっかく友達登録してもらえても、情報の発信をしない・連絡対応が遅くなると、就活生は他の企業に流れてしまいます。
そのため、LINEを採用活動に利用するのであれば、必ず担当者と発信のルールを事前に決めておくようにしましょう。
また、もしどのようにコミュニケーションを取ればいいか悩む際には、採用マーケティングも提供している会社への相談を行うのもおすすめです。

LINEを使った採用マーケティングツールを利用する

LINEには、予約機能や一斉送信、自動応答機能などを搭載していますが、より効果的に利用したいのであれば、採用マーケティングツールがおすすめです。
LINEを使った採用マーケティングツールでは、LINEの一斉送信とは異なり、就活生の段階やアクションに合わせて最適な情報を通知できます。
セキュリティ対策も万全で、応募者管理からエントリー管理など、採用に関するさまざまな業務を安全のもと自動化可能です。

さらに、採用マーケティングも提供してもらえるので、最新の採用ノウハウを得られるだけでなく、活用提案コンサルティングまで受けられます。
動画によるセミナーにより採用について学べる製品だと、時代によって変化の大きい就活生とのコミュニケーションの取り方まで学べるでしょう。

next»なら採用の可能性がさらに広がる

レクチャーするビジネスマン

弊社の提供するnext≫では、LINEを使った採用活動を効率化できる管理ツールと合わせて、採用コンサルティングをご利用いただけます。
管理ツールの導入効果としては、採用担当者の業務負担が軽減され、コア業務に注力できるようになるので、より戦略的な採用活動に注力が可能です。
さらに、採用コンサルティングでは、導入時の設定代行から採用ノウハウの提供など、採用に関する幅広いお悩みの解決をさせていただきます。
ここでは、弊社の提供するnext≫について、ご紹介していきます。

採用活動におけるミスや負担が軽減される

next≫の採用管理ツールには、担当者の業務を効率化できるような機能が豊富に搭載されているので、採用活動のミスや負担が軽減されます。
まず、LINEを採用活動として運用していくうえで、もっとも気をつけなければならないことは、複数の担当者による管理方法です。

たとえば、LINE単体で運用していく場合は、メッセージに対応したかどうかを既読・未読表示だけで判断しなければなりません。
そのため、複数の担当者を設定してしまい、管理が正しく行われていないと未対応が発生する恐れがあります。

しかし、next»の利用であれば、学生ごとに担当者のカラーラベルを設定できるため、返信に対応した管理者がすぐに分かります。
もし、管理者が増えたとしても、管理者アカウントは簡単に作成できる仕組みになっているので、手間はかかりません。
管理者を色分けして見た目で判断できるため、未対応の発生は減少し、内容の不備にも迅速に対応できます。

アンケート機能や学生の行動の可視化で採用を後押し

next»は、コミュニケーション重視型のLINE活用ツールとして作られているので、LINE公式アカウント機能にプラスして、採用活動に便利な機能が豊富に搭載されています。
アンケート機能では、独自のアンケートフォームを簡単に作成でき、説明会や面接の後のデータ収集に役立ちます。

さらに、発信している情報に対するアクセス率が把握できる効果検証機能や、PDFでのデータ管理にも対応可能です。
内定後のコミュニケーションだけでなく、業務連絡にそのまま使える機能など、自社に合った使い方にカスタマイズできます。

自社の目的に合わせてカスタマイズできるので、無駄な機能がなく使いやすいといったメリットもあり、余計なコストもかかりません。
企業側だけでなく、就活生にとっても便利さを追求して作られているため、内定辞退の防止としてもご活用いただけます。

万全のサポート体制なので安心してLINEを使って採用できる

これまでの採用活動で上手くいかなかったという方は、ぜひ採用コンサルティングプランもぜひご検討ください
弊社では、過去にLINEアカウントに友達登録はしているのにアクションがなかった人や説明会以降の選考には進まなかった就活生に対してもアプローチが可能です。
実際に導入いただいた企業様では、このアプローチにつき、次のフェーズまで進んだという事例もあります。

また、コンサルティングプランでは、導入設定の代行から分析、採用ノウハウの提供までさせていただきます。
next»の操作方法だけではなく、採用についての不安や疑問にも、寄り添い解決へと導かせていただいているのが特徴です。

採用活動において、「母集団の作り方がわからない」「内定フォローの方法がわからない」「研修のイメージが湧かない」など、さまざまなお悩みがあると思います。
それぞれのお悩みに対して、オンライン採用やリクルータートレーニング、動画やパンフレット作成など、さまざまなご提案をさせていただくことができます。

実際に、画像や動画に抵抗があった企業様に対して、学生にとってはわかりやすいため必要だということをアドバイスしたところ、実際にエントリー率がアップしました。
next»ではヒアリングを重視しており、お客様にぴったりのプランも提案いたしますので、お悩みの際はぜひ、お問い合わせください。

採用管理ツールはあくまでも過程

LINEを採用活動に利用するのは、目的とするのではなく、あくまでも採用活動の幅を広げる手段として考える必要があります。
なぜなら、就活生によってはLINEの活用に抵抗を感じる・母集団形成としてLINEは不向きといったデメリットも存在するためです。
しかし、LINEの活用は内定辞退の防止や会社の魅力を十分に知ってもらう手段としては、非常に有効といえます。

LINEを使うメリットはたくさんありますが、ただ導入するのではなく、活用方法や活用体制を適切に整えることが重要です。
そのため、LINEの活用についてノウハウを持って運用しなければならないので、初めてでどうすればいいかわからないとお悩みであれば、ぜひnext≫へご相談ください。

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