難易度の高い「薬学生の採用」は質の高いコミュニケ―ションで競合他社との差別化を実現

神奈川県を中心に約100店舗の薬局を展開しているヤマグチ薬局は今年で創業35周年になる。

「マニュアル」や「かかりつけ薬剤師の獲得ノルマ」といった画一的なやり方ではなく、目の前の患者さまに向き合った真摯な対応を第一に考えている会社だ。

調剤薬局の運営だけでなく、ドクターさんの開業支援も行っており、「顧客」と「働く人」の双方の満足度が高いのが特徴である。

そんな人を大切にするヤマグチ薬局の採用担当である加藤 さんにお話しを伺いました。薬剤師という専門職が必要な会社ならではのnext≫の使い方や課題を聞きましょう。

 

株式会社ヤマグチ薬局

創業 1983年7月

資本金 5,000万円

売上高 82億6,509万円(2018年度)

社員数 404名 薬剤師257名(2018年11月)

事業内容

保険調剤薬局の運営

クリニック・医院の開業支援

■国内97店舗(2018年月時点)

  • 神奈川県内:60店舗
  • 東京都内:20店舗
  • 埼玉県内:2店舗
  • 千葉県内:4店舗
  • 茨城県内:3店舗
  • 山梨県内:2店舗
  • 滋賀県内:6店舗

企業サイト (http://www.yamaguchi-pha.jp/

 

新卒採用担当 加藤さん

新卒採用担当 加藤 さん

  • 前職にて「車の販売営業」と「人事」を経験
  • 採用コンサルティングの企業を経て、その経験を生かしヤマグチ薬局へ入社

インタビュアー:アローリンク 野田

カメラマン:アローリンク 安保

 

母集団の少ない薬学部の学生に電話をかけ続ける日々

 

ーーーーー「next≫を使い始める前の採用課題があれば教えてください」

 

加藤:「そもそも、今までって集客がナビサイトからのエントリーがメインで、たまに合同説明会に出展するくらいだったんですよね。合説って、せっかく対人のコミュニケーションが取れるのに、その集めたデータは全てサイトにアップロードみたいな感じで。

結局、ナビからエントリーしてきた大勢の中に混ざっちゃうんですよ。なので、せっかく合説で良いコミュニケーションが取れていても、無駄になってしまうみたいな気持ちがありました。」

 

ーーーーー「なるほど…。温度感が違う学生が1つの箱にまとめられていたんですね。」

 

加藤:「そうなんですよ・・・。あとは、最近の学生ってナビからのメッセージをあまり見ないんですよね。他の会社も同じようにやっているので、やはり埋もれてしまうというか。

特に薬学部の子って朝から晩まで学校にいるから基本ナビサイトを閲覧する時間が少ないんです。なので、大手じゃない弊社だと本当に興味をもっている学生でない限りは、接点を持ち、惹きつけることは難しいのかな・・・って。当然、電話に出られる時間も非常に限られています。」

 

ーーーーー「それは、難しそう・・・」

 

加藤:「知名度がないので「ヤマグチ薬局って山口県にある薬局ですか?」「いや神奈川です。」みたいなやり取りが何十回もあったり、そもそも連絡の類のメールも、なかなか見てもらえないですし、「ヤマグチ薬局」という社名も思い出してもらえないんですよね。

説明会・店舗見学に来てくれても、そこから選考に繋げるのが本当に難しい。」

 

ーーーーー「選考の流れってどういったフローなんですか?」

 

加藤:「説明会に来ていただいた後に、面談と店舗見学を一緒に行っています。人によって異なりますが、大体は、その後、2回くらい接触してから内定出しをする感じですね。」

 

ーーーーー「早いですね・・・!就活期間が短いからなんですか?」

 

加藤:「弊社は調剤薬局ですが、競合している病院やドラッグストアって結構、競争が激しくて・・・。説明会だと思って参加してみたら、そのまま1日で内定が出るケースもあるらしいです。」

 

ーーーーー「1回会うだけで!?何を基準に採用しているんですかね?」

 

加藤:「とにかく人が欲しいので、人間性に問題が無ければ内定を出す、とか。そういう会社もあるみたいです。弊社では人間性はもちろんですが、キャリア観やそれ以外の要素もしっかりと判断するようにはしているのですが・・・。」

 

ーーーーー「なるほど・・・厳しい環境ですね。」

 

加藤:「なので、学生さんには申し訳ないですけど、競合他社に負けないように後追いの連絡はとにかく頑張りました。例えば、昼休みの時間とか、授業が終わっただろうなっていう時間を狙って電話したりとか。」

 

ーーーーー「一日何回くらい電話されていましたか?」

 

加藤:「100件以上はしてましたね。それプラス、メールも1人1人に作って送ってのくり返しでした。

やっぱりこう、気が滅入ってくるんですよね。純粋に。「あ、電話の時間来たよ」「嫌だな。耳が痛いな」って。

別の仕事して、戻って繋がるか分からない電話をする、これの繰り返し。「はぁー何のために電話してるんだろう」と思うこともしばしば笑」

 

ーーーーー「想像するだけで心苦しいです。」

 

加藤:「その時にnext≫があったらよかったのに・・・。」

 

カジュアルなコミュニケーションなので、学生は気兼ねなく見てくれる

 

ーーーーー「next≫を導入されてから、採用に変化はありましたか?」

 

加藤:「まずは、カジュアルなコミュニケーションができるようになったことですかね。

今まで電話とかメールとかの時間が解消できるのも一つですが、LINEという慣れているツールだからか、顔文字使ったり割と崩した言い回しができるようになったのはすごくありがたいです。

社会人経験が長くなると、メールだと「こんにちは、採用担当の加藤です。」、「お問い合わせいただきありがとうございます」みたいなビジネスモードになりますね。これだと学生もガチガチになるというか笑」

 

ーーーーー「LINEの魅力の1つですよね。思ってたんですけど、加藤さん顔文字の使い方うまいですよね。」

 

加藤:「本当ですか!プライベートではほぼ使わないんですけどね笑

そういえば、LINEからインターン申し込んでくれた子が「加藤さんって男性だったんですね!絵文字が可愛いので意外でした笑」みたいなことがありましたね。」

 

ーーーーー「相手の顔が想像できるのもLINEならではですね笑 参加率などの歩留まりなどは?」

 

加藤:「電話の話に戻るんですけど、その時は応答率1割あったら良い方でした。電話も、なかなかつながらなくて・・・。

最近の子って留守番も設定しないんですよ。「留守電繋がったかな」って期待すると、「電源が入っておりません」とか・・・笑」

 

ーーーーー「LINEになってからはどのくらい反応ありました?体感で。」

 

加藤:「返信が来ない人も、もちろんいるんですけど、ほぼほぼ見てくれてますね。

例えば、忘れ物は激減しましたね。メールにはしっかり持ち物を書いてあるんだけど、見てないので、忘れる人が多かった。LINEに変えてから急に減りましたよ!」

 

しっかり見てくれるLINEだからこそ、社員紹介がより効果的に

 

加藤:「あと、「社員を知る」のページも結構効果あったと思いますよ。

合同説明会に行っても実際に顔が出る人は僕ともう一人って感じで、実際お店から来てもらうのは難しいんですよね。お店も営業してますし。そういうことを考えると、社員に一人でも多く触れてもらうための社員紹介ページはやっぱり欲しいなって。

学生がイメージしやすい、一個上の先輩、なるべく年の近い先輩の「就職活動」や、「ヤマグチ薬局を選んだ決め手」などをカジュアルな形で見せていきたいなって。

新人の飲み会に参加した時にお願いして、やってもらいました。」

 

ーーーーー「協力してくれた方々は、こういった形でLINEに載ることは知っているんですか?」

 

加藤:「もちろん知ってますよ。質問事項を紙にまとめて書いてもらいました。あとはプライベートなものも含めて写真を3枚ほどくださいって笑」

 

ーーーーー「よかったら、今社員紹介の画面って出していただくことできますか?

ヤマグチ薬局さんの「社員を知る」の部分はかなり工夫してされているなと思っていて、あとはメルマガも。」

 

加藤:「ありがとうございます!ここの「社員を知る」を押してください。」

3名の先輩社員を選択できるボタンが出現

 

登録するメリットを提示してスムーズにLINEへ誘導する

ーーーーー「next≫を使う上で他に工夫されていることはありますか?」

 

加藤:「そうですね。合同説明会の場で登録をしてもらう時は「登録するメリット」を提示するようにしています。

例えば、「LINEからだと今日来てない先輩のインタビュー見れるよ」とか、「ナビだと指定日から選ぶだけだけど、LINEだと都合の良い日出してもらえれば、微調整できるよ!ちょっとした裏技なんだけどね。」みたいな話をして。」

ーーーーー「登録までの工夫はかなりされているんですね。」

 

加藤:「あと、「最後うざかったらブロックして良いから」と登録をさせる時に伝えているんですけど、そのあとのお礼のメールとかはやっぱりちゃんと見てくれますね。返事もしてくれるし、とにかく早い。」

 

学生にしっかりと覚えてもらうためにメルマガには力を入れています

ーーーーー「実際にLINEに私も登録して見させてもらっているんですけど、メルマガをしっかりと作りこんでいますよね。薬学系の学生さんピンポイントの就活のノウハウとか。あのメルマガは大体どのくらいの時間かけて作られたんですか?。」

加藤:「5回分を1時間かからないくらいですかね。ある程度作りだめはしています。」

 

ーーーーー「何か工夫した点はございますか?」

 

加藤:「絵文字の付け方とか、写真をつけるとか、文章は長すぎないようにしようとか、配信の時間帯とかですかね。

あと、学生の名前と私の名前を必ず入れることですね。それも始めだけじゃなくて、文中に入れるのも大事かなと。

ちなみに、配信頻度は一週間に一回くらいです。ブロックされずに、忘れられない頻度を意識しています。

メルマガへの返信から新たにコミュニケーションが生まれたりするので、かなりオススメですよ。」

 

LINEを全く知らなくても画面共有しながら説明してくれるので、問題なく運用できます。

ーーーーー「next≫のサポートはぶっちゃけどうでしたか?」

 

加藤:「色々アドバイスをいただいて、本当に助かりました。

そもそもLINE@っていう仕組みがわからない時から、電話で執拗にやり方を聞いてましたね。画面共有しながら説明してくださったので、次回以降の動き方も見れたのですごく分かりやすかったです。

あとはカルーセルの効率的な作り方とか、今後の動きも含めて一緒に考えてくださったのがありがたかったです。」

 

ーーーーー「うれしいお言葉ありがとうございます。」

 

学生の悩み・疑問を手軽に解消できる場所を作ることで内定者フォローを円滑化したい

ーーーーー「今後やっていきたいこと、こんな使い方をやってみたいといった計画はありますか?」

 

加藤:「今現在進めている内定者のフォローをのやり方を固めていきたいですね。

内定者フォローって、「入社までにいかに疑問を解消できるか」だと考えているんですけど、学生との距離が近いLINEなので、その疑問は今までよりも簡単に引き出せる思うんですよね。

そういった疑問の解消、質問がしやすい環境を試行錯誤しながら作っていけたらなと思います。

あとは、いろんなナビ媒体からのエントリーも全てLINEに集約したいなって思ってます。

やっぱり他の会社がやっていないことをやらないと、弊社のような「不認知企業」には全然来てくれなくて、ナビ媒体やイベントなどに漠然と出ているだけではお金の無駄になってしまうので・・・。

薬学部ってそもそも母集団が少ないので、せっかくエントリーしてくれた学生さんとできるだけ良い関係性が継続できる方向性のほうがお互いに疲弊しなくて済みますね。

今後の連絡はできる限りLINEでやりたいと思っています。」

 

 

加藤さま、インタビューありがとうございました!