これからの採用ターゲットとなる年代は、Z世代とよばれているのをご存じでしょうか。
Z世代は、いままでの世代と異なる部分が多いため、従来の採用活動では求める人材を採用できなくなってしまう可能性があるのです。
この記事では、Z世代の特徴や、Z世代を採用するためのポイントをわかりやすくご紹介します。これまでの採用活動に行き詰まりを感じている採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Z世代の特徴
Z世代は、いままでの世代と何が違うのでしょうか。まずはZ世代の特徴についてご説明しましょう。
Z世代とは?
Z世代とは、1990年代後半以降に生まれた世代を指します。Z世代は、アメリカの世代区分を定義する名称のひとつです。日本では脱ゆとり世代ともいわれています。
ちなみにアメリカの定義にあてはめると、バブル世代や団塊ジュニア世代はX世代、ゆとり世代はY世代(ミレニアル世代)にわけられます。
「デジタル・ネイティブ」-ITリテラシーが高い
Z世代の大きな特徴は「デジタル・ネイティブ」であることです。
「デジタル・ネイティブ」とは、生まれたときからインターネットが日常生活の中に存在している人たちのことを指します。
Z世代は日常生活のあらゆる場面でインターネットを活用しているため、ITツールやSNSの使用に抵抗がなく、世の中のトレンドや最新情報にも敏感です。
また、SNSやWebで発信されている情報からさまざまな価値観に触れているため、人生の成功や幸せが人それぞれ違うことも知っており、多様な価値観をもち合わせています。
さらに、SNSを使ったリサーチや情報発信も積極的に行っており、ITリテラシーが非常に高い世代であるといえるでしょう。
Z世代が企業に求めること
ITツールやSNSを使いこなし、多様な価値観をもち合わせているZ世代は、企業に対してどのようなことを求めているのでしょうか。
株式会社i-plugが、2021年に卒業予定の大学生を対象に調査した結果によると、
「どのような企業に魅力を感じますか」という質問に対して、
・社内の雰囲気が良い 75.6%
・成長できる環境がある 50.3%
と、働く環境の快適さに魅力を感じている人が多い結果となりました。
また、「働き方について気になるポイント」という質問に対しては、
・どのような社員が働いているか 54.9%
・時間外労働やサービス残業があるか 54.5%
といった、職場の人間関係や働き方が気になるといった回答が上位にきています。
これらの結果から、Z世代は職場の雰囲気や人間関係などが良好で働きやすい職場を求めている人が多いことがわかります。
また、成長できる環境を求めている人が多いことから、興味のある分野に対してスキルアップしていきたいという意欲ももち合わせているといえるでしょう。
引用:就活生の「働き方」に関する意識調査アンケート(株式会社i-plug)
Z世代を採用するためのポイント
これまでの世代と異なる価値観をもつZ世代の人材を採用し、定着して働いてもらうために、これまでの採用活動を見直す必要があります。
Z世代を採用するためのポイントは、大きくわけて以下のふたつです。
・受け入れ体制の整備
・連絡方法の効率化
それぞれ詳しく解説していきましょう。
採用前に受け入れ体制を整備する
Z世代を採用し定着して働いてもらうためには、Z世代の価値観を理解することが大切です。
新しい考え方を理解するのは難しいかもしれませんが、会社を発展させるためには新しい考え方を受け入れ、取り入れることも必要なのではないでしょうか。
Z世代を受け入れる際に有効な方法は、1on1、メンター制、OJTなど、一対一でコミュニケーションが取れる方法がおすすめです。お互いの意見を聞きながら、無理なく人材育成をすすめていけるでしょう。
採用活動においてフレームワークや既存マニュアルがある場合は、その目的を整理し、これからのターゲットや採用課題に適しているのか見直しましょう。
そのほかにも、Z世代の採用候補者に対して、会社側の方針や業務内容を正しく認識してもらうことも重要です。
説明会やイベントの際に、採用候補者から残業について質問されたとき、どのように回答するのがベストでしょうか。
この場合は、「残業はほとんどありませんよ。」とあいまいに回答せず、「月〇時間ほど残業があります。」とはっきりと伝えることが正解です。
残業が多いからといって人が集まらないことはありません。それよりも、事前に残業がほとんどないと伝えていたにもかかわらず、実際は残業が多いと、ミスマッチを感じて離職する人が増えてしまう恐れがあります。
つまり、お互いの価値観や現状を正しく伝えて理解し合うことが大切といえるでしょう。
採用関係の連絡をスピーディーに
Z世代はITリテラシーが高いため、情報感度にも非常に優れています。気になる情報があれば、インターネットやSNSを利用してすぐにリサーチする習慣ができています。
そのため、Z世代からの問い合わせに対しては、スピーディーに対応できる体制を整えましょう。対応が遅れてしまうと、採用候補者が不信感を抱いてしまう恐れがあるからです。
社内での連絡漏れや対応待ちの状況を作らないように、効率的な連絡方法を選択する必要があります。
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【採用担当者向け】新卒採用には採用管理システムがおすすめの理由まとめ
ITリテラシーが高く、多様な価値観をもち合わせているZ世代。Z世代の優秀な人材を確保するためには、Z世代に合わせた採用活動を行う必要があります。
その中でも、採用候補者とのやり取りは迅速なレスポンスが重要です。問い合わせがあった際に社内で連絡漏れや対応が遅れるなどしてしまうと、信用を失ってしまう可能性があります。
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