理系学生は採用が困難!成功させるポイントとは

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時代が目まぐるしく進化するなかで、理系学生を採用したいと考えている企業は増えています。
しかし、採用活動が上手くいかずに苦慮している人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
理系学生の採用率を上げるには、文系学生と同じ採用活動では上手くいかないため、理系学生の状況を考慮したうえで、採用活動を行うことが必要です。
ここでは、理系学生を取り巻く環境や、採用活動時に押さえておきたいポイントについて解説します。

理系学生をとりまく環境

人材市場において、理系学生はどのような環境に置かれているのか見ていきましょう。

理系学生の需要が高い理由

IT化が進みテクノロジーの分野が急成長している昨今、人材市場では理系学生の需要が高くなっています。
ITサービスの提供やデータ分析、IoTやAIなどが関わるサービスにおいても理系の人材が活躍します。
また、DXや働き方改革の推進においても、理系の人材は必要不可欠です。

しかし、企業としては理系の人材がほしい一方で、進路選択で理系を選ぶ学生が減少傾向にあります。
「理系離れ」といわれている背景には、子どもの理数科目に対する興味が薄れていることや、学力の低下があるようです。

また、文系に比べて理系は学費が高く、経済的な事情で理系に進学したくてもできない人もいます。
特に、ITエンジニアの人手不足が顕著で、少ない理系学生を多くの企業が取り合う構図になっているのが実情です。
そのため、時代の進化とともに、さらに理系学生の需要は高まっていくと予想されます。

理系学生の就職事情

理系学生を採用したい企業にとっては、採用難で苦しいところですが、対して理系学生にとっては売り手市場です。
理系学生の大半は大手企業への就職を望み、「中小企業への就職を希望する理系学生」はそう多くありません。

また、文系学生と比べて理系学生は学業が多忙で、大学院への進学を志す学生も多く、就職活動への参加率も低めの傾向にあります。
さらに、大学からの推薦をもらい短期間で就職を決める理系学生も少なくありません。
これらの事情から、中小企業が理系学生からの応募を増やしたい場合は、どうしても採用が難しくなるのが現状です。

理系学生を採用するメリット

企業が理系学生を採用することで得られるメリットは、理系に特化した専門知識以外にも多くあります。
以下で、詳しく見ていきましょう。

数字に強く論理的思考に長けている

理系学生は文系学生と比べて数字に強いのが特徴です。
財務やマーケティングなど数字を扱う部署に配属すれば、早い段階から戦力になる可能性があります。

また、理系学生は、研究などをおこなう中で仮説を立てたり検証したりして結論を導く力を鍛えています。
そのため、論理的思考力に長けており、課題解決能力も高いのが特徴です。課題解決における能力は、専門分野以外においても発揮します。

やりぬく力が強い

理系学生の多くは、学生のときの経験から、メンタルに強く多少きつい仕事でも「やりぬく力が強い」といわれています。
文系学生と比べて理系学生は、実験やフィールドワーク等をこなす必要があったため、ハードな学生生活を送ってきているのです。

また、研究に打ち込み課題をこなしていく中で、その課題を試行錯誤して乗り越えてきています。
そのため、入社してからも、やりぬく力が活かされて、簡単にめげることなく前向きに取り組んでくれることが期待できます。

理系学生の採用で気を付けるべきポイント

理系学生を採用するために、採用担当者は次のポイントを押さえておきましょう。

理系学生にマッチしたスケジュール調整

理系学生は、多忙で就職活動だけに専念するのは難しいこともあります。
そのため、企業では、多忙な理系学生の事情に配慮した柔軟なスケジュール調整が必要です。

理系学生は、大学の講義や研究が忙しいのはもちろんのこと、サークル活動やアルバイトをしていることも珍しくありません。
選考中の学生の予定を考慮したうえで、選考日程を組むことで、学生からの企業に対する好感度が高くなり、志望度も上がります。

企業側から積極的にアピール

理系学生の採用率を上げるためには、自社の魅力を積極的にアピールするのが効果的です。
たとえば、業績やブランド、サービスなどの実績を伝えるようにし、中小企業の場合には、他社にはない独自のアピールポイントも必要です。

学生が就職活動をする上で企業研究や業界研究などを行うのが一般的ですが、理系学生は多忙であることが多く、充分に時間が割けないことも珍しくありません。
そのため、アピールすることで自社について知ってもらえるチャンスになります。
学生が求めていることと、企業のアピールポイントが上手くマッチすれば、応募につながるでしょう。

研究成果をアピールできる場の創出

企業側は、理系学生の研究成果をアピールできる場を創出するのが効果的です。
理系学生の多くは、学生生活の中で研究に打ち込んでおり、研究成果を活かせる企業に就職したいと考えています。

たとえば、エントリーシート内に「自身の研究に関することを記述する項目」を設けてみてください。
実際に、学生生活でどのようなことを得てきたか、どのような学びがあったかを事前に知ることができます。
面接の際に研究内容に関することを質問してみるのも良いでしょう。
また、研究について詳しく聞くことで、ミスマッチの防止にもつながります。

まとめ

理系学生は企業にとって魅力的ですが、全体の人数が減少傾向にあり採用難易度は文系学生よりも高めです。
そのため、理系学生に合わせたスケジュール調整や、自社の魅力の発信を積極的に行うことが必要です。
さらに、スケジュール調整やコミュニケーションにかかる工数を削減し、きめ細やかな対応がしたいなら採マネnext≫の活用がおすすめです。
理系学生の採用にぜひ役立ててください。

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