ダイレクトリクルーティングは、企業自らが積極的に求職者にアプローチを行う攻めの採用手法です。
企業は求職者と直接やり取りを行うため、コミュニケーションを密に行い、求職者の興味や関心を自社に惹きつけることが肝心です。
ここでは、ダイレクトリクルーティングで効果を発揮するコミュニケーションツールの選び方や、採用の成功確率を上げる方法を、新卒採用を例に紹介していきます。
目次
ダイレクトリクルーティングを行う方法は?
ここでは、新卒採用におけるダイレクトリクルーティングの具体的なアプローチ方法を紹介します。
具体的なダイレクトリクルーティングの方法
ダイレクトリクルーティングでは、人材データベースやSNS、イベントなどを活用し、企業が求職者に直接コンタクトを取ります。
今まではむこうからの応募待ちでしたが、こちらからアプローチすることが出来るようになりました。
アプローチの方法は、新卒採用であれば下記の方法を用いることが多いです。
・SNSを利用する
自社のSNSを作成し、気になる学生に直接DMを送ります。
媒体は限られておらず、Facebook, Twitterなどがあります。
・学生と出会えるイベントを開催・参加する
社会人と学生の交流会などに顔を出し、そこで気になった学生にアプローチをしかけましょう。
自社で開催するのも一つの手ですが、最初はイベントに参加や共催するところから始めましょう。
・こちらからメッセージを送ることが出来る求人媒体の利用
学生が登録している求人媒体を利用し、気になる学生にこちらからスカウトを送りましょう。
コストは一番かかりますが、効果が見えにくいダイレクトリクルーティングの中では一番効率的な手段です。
自社に合う方法はなにか考えてみましょう。
アプローチを送るときのポイント
アプローチを送るためにはまずファーストコンタクトが重要です。
ここでは、求人媒体を通じてメールを送る場合のポイントを解説します。
ポイントの1つは、件名です。学生であっても就活中はとくに1日に何通ものメールを受け取るでしょう。他のメールに埋もれてしまい、開封してもらえない可能性は多いにあります。
そのため、件名に魅力的なキャッチコピーを記載し、その他多数のメールの中から、開封してもらいやすくしましょう。
件名には、「具体的な数字【年収など】」「〇〇限定!」「問いかけ」「採用したい人氏名」などの要素をひとつでも入れると効果的です。
また、これはメールにかぎった話ではなくダイレクトメールの場合でも一緒ですが、一人ひとりに向けた特別感のある内容にしましょう。メールを受け取った求職者が送り主の企業に対して親近感や好意の感情を持つことが狙いです。
会社紹介を記載する箇所では、自社の魅力をわかりやすく端的に書きましょう。長ったらしいメールでは、読んでもらえないうえに悪い印象を与えてしまう可能性があります。
ダイレクトリクルーティングはコミュニケーションツール選びが重要
実はダイレクトリクルーティングでは、アプローチ後の連絡のやり取りが重要です。学生と定期的にやり取りを行うことで、次の選考フローに進んでもらいやすくなるからです。
ただ、連絡のやり取りの際にはすればいいというものではありません。
ちゃんと相手のことを考えたコミュニケーションを取る必要があります。そのための一歩としてまずコミュニケーションを取る手段を考えましょう。
コミュニケーションツールの選び方
では、コミュニケーションツールはどのような観点から選べばよいのでしょうか。ここでは、学生を対象に採用活動する場合の選び方を紹介します。
1.学生の使用率
学生の使用率が高いコミュニケーションツールを選ぶことがポイントです。学生が日常的に利用するツールであれば、企業からの連絡も開封してもらいやすくなるためです。
近年の傾向として、学生はメールを日常的に利用しないため開封率も低い傾向にあります。
以前の感覚で、メール一本でいこうと思っている担当者の方は注意が必要です。
学生に最も馴染みがあり、利用率が高いコミュニケーションツールは、メールではなくLINEです。
就活はメールだろう!と思う採用担当者もいらっしゃるでしょう。
しかし、LINE@が普及している現代においては、企業と個人は簡単につながることができるようになりました。
学生との連絡をLINEで行うのも、なんら不思議ではありません。企業も学生に合わせてLINEを利用することで、コミュニケーションをスムーズに行うことができるようになります。
2.データ分析可能な機能
採用活動では、なによりもデータの活用が重要です。なぜなら、マーケティングと同じでデータがなければ数ある施策のうち、効果的な手法を選択することができないからです。
コミュニケーションツールにLINEを利用する場合でも、学生のメッセージに対する反応を分析し、今後の採用ノウハウとして蓄積することが望ましいでしょう。
しかし、LINEのやり取りからデータを手動で抽出するのは労力がかかりすぎます。そのため、メッセージ送信後にコンテンツの満足度を自動ではかる機能や、学生の興味を自動で分析する機能などがあればよいと思いませんか?
「LINE@」でコミュニケーションと採用管理を一元化
アローリンクが開発した「next» 」は、LINEを使ったコミュニケーションのデータ分析が簡単に行える採用管理ツールです。
LINEの基本的には機能はそのままに、LINEやLINE@には無かった採用活動のお助け機能を多数搭載しています。学生の使用率が高く返信が得られやすいというLINEのメリットを最大限に活かしつつ、便利に運用したい企業担当者の方に向いています。
LINEであればブロックや既読などもわかりやすいため、メールに比べ採用に進む確率が高い学生に積極的にアプローチできます。
またnext»は内定後のフォローにも活用することが出来ます。
ダイレクトリクルーティングで接点ができた学生に、確実に選考段階に進んでもらいたいと考えている方は、「next» 」に一度お問い合わせください。
まとめ
ダイレクトリクルーティングでは、企業が求職者にアプローチを行った後から、選考段階に進むまでの間のコミュニケーション段階に力を注ぐことが大切です。
コミュニケーションにはターゲットに合ったツールを活用します。学生を採用したい場合は、メールよりもLINEが効果的です。
ただし、LINEやメールなどのツールには、採用活動に重要なデータの分析や蓄積を行う機能はありません。そのため、十分な成果を得るために「next»」のような採用管理ツールを併せて利用することも検討していただくとよいでしょう。