売り手市場がますます加速し、求職者の争奪戦が激化する中、新卒採用市場では、思うように成果が出せない企業が多くあります。そのような企業では、戦略が不足していることが原因のことも少なくありません。
では、どのような方法を取ると成果を出すことができるのでしょうか。ここでは、採用が上手くいかず頭を悩ませる新卒採用担当者の方に向けて、採用活動を成功させるコツを紹介します。
目次
新卒採用の課題と成功させるコツ
新卒採用を成功させるための第一歩は、自社の採用方法を点検することです。現状の課題点を浮き彫りにすることで、成果を上げることや、業務の効率化を行うことができるかもしれません。
そこで、まずは、今までの失敗要因を考えましょう。欲しい人材の明確化や採用活動開始時期、候補者とのコミュニケーションなどに問題点は無かったでしょうか?課題を見つけることができれば、改善の方法が分かります。
次に、新卒採用にどれだけのリソースを充てられるかを検討しましょう。多くの中小企業では、新卒採用に大きな負担を感じています。
人的・時間的リソースはどこまで割けるでしょうか?時間に十分な余裕はあるでしょうか?充てられるリソースの量によって、取るべき戦略が変わります。
さらに、自社でそのまま新卒採用を進行させられるかも検討しましょう。他のツールや他社の助けを借りた方が費用対効果を上げることができるかもしれません。
多少の投資は必要になりますが、それを上回る成果を期待できるなら、方法を大きく転換させる勇気も必要です。
失敗させない新卒採用のポイント
以下では、自社の採用方法を見直すときに、とくに気を付けたいポイントを紹介します。
①.学生の流れに合わせてスケジュールを組む
現在、新卒市場の採用活動のスケジュールは、経団連の指針もあり、企業が個々の判断で自由に動くことはできません。しかし、広報等の活動が制限されていても、たとえばSNSなどのツールを使うなどして、学生と接点を持つことが可能です。
とくに就活に関して意識が高い学生は、就活イベントなどに積極的に参加する意欲があるため、学生が動き出すのに合わせて、早い段階から準備が必要になります。
②.自社のターゲットを明確に
まず、なによりも重要なことが、自社が求める人物像を明確に設定することです。なぜなら、いくら能力が高くても、自社に合わない学生ばかりにアプローチしていては、採用が上手くいかないからです。もし内定に至っても、早期退職に繋がる可能性が高いです。
そのため、能力や性格、考え方など、求める学生の判断基準を設定しておく必要があります。さらに、それらを把握するために「学生のどのような点に注目し」「どのような質問を投げかけるか」といった戦略を立てることも重要です。
ポイントは、人物像を具体的に思い描くことです。たとえば「協調性がある」学生が欲しい場合、その協調性とは「どのような場面における協調性なのか」「どのような言動が、協調性があることを示すのか」など、より詳細に絞り込んでいくことで、ミスマッチを防ぐことができます。
③.学生と密に連絡する
学生は通常、多くの企業を受験しています。そのため、選考辞退などの途中離脱をいかに防ぐかも、重要なポイントです。
学生の心を繋ぎとめる最も有効な手段が、密なコミュニケーションです。たとえば、志望企業の返信が遅かったり、採用担当者の態度が素っ気なかったりすると、学生の印象は良くありません。
「自分には興味がないのでは?」「楽しく働けない会社みたい」
と感じ、志望の優先順位は大きく下がってしまうでしょう。
他社と差別化するには、素早い連絡のやり取りや、学生が気軽に質問したり連絡したりできるフランクさを心がけることが大切です。
また、学生が利用するようなSNSを利用したコミュニケーションも有効です。なぜなら、昨今の学生はメールに馴染みが薄いためです。SNSを利用することで、連絡の開封率上昇や見過ごしを防ぐ等のメリットが得られます。
④.新卒採用システムを利用
新卒採用に特化したツールを導入することで、成功確率や業務効率を大幅に上昇させることも可能です。近年は、「新卒採用システム」と呼ばれる応募者情報を一元管理するシステムを利用する企業も増えてきました。
新卒採用システムのメリットは、人件費の削減ができることと、採用に繋がる可能性を高められることです。
採用活動の情報を一元化することで、採用担当者が業務にかける労力や時間を大幅にカットすることが可能です。そのため、余った時間を別の業務に回すことや、無用な残業を抑制することができるようになります。
新卒採用システムでは、情報の整理や管理が容易に行えます。そのため、応募者からの問い合わせの見逃しを防ぎ、返信もスムーズに行えるように。その結果、応募者へのレスポンスやフォローが迅速になり、採用に繋げやすくなります。
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まとめ
採用活動を成功させるコツは、今までのやり方を見直すことです。もし採用活動に投入するリソースが不足している場合は、ツールを導入することで効率的に成果をあげることができます。
まずは自社が抱える問題点を明確にし、自社に合った方法を検討することから始めましょう。