「オンライン採用」という言葉が採用市場で一般的に使用されるようになり、大小問わず、さまざまな企業がウェブでの採用活動を本格化させています。
いざ自社でもウェブツールを導入してオンライン採用をスタートしようと試みてはいるものの、ツールがありすぎて分からないと悩んでいませんか?
無料で使えるだけでもzoomやGoogleMeet、Skype、LINE通話など、ビデオ会議ツールとして利用できるアプリケーションは複数存在します。
この記事では、ウェブ会議ツール(ビデオオンラインツール)を利用してオンライン採用を始めようと思っている人を対象に、「オンライン採用で集客を行うために便利なツール」と、その特徴について解説していきます。
目次
選考内容や採用手法に合ったオンラインツールは何がある?
新型コロナウイルスの流行後、もっとも利用頻度の増えたビデオ会議ツールはzoomとGoogleMeetです。
ほかには、国内シェアNo1アプリでアカウント所有率が非常に高いLINEであれば、手軽なもののフレンド登録を双方が行っていると利用できます。
Skypeの場合、非常にクリアな音質なものの、利用者の減少によりアカウントを持っていない人が多いなどのデメリットがあります。
そのため、自社の採用で使用するなら、どういったケースで使用されるのかを想定してツールを選びましょう。
【zoomの特徴】
- URLをクリックで誰でも気軽に参加できる
- 手軽にバーチャル背景の利用が可能
- ホワイトボードや画面録画、ブレイクアウトルームなど多機能
- zoomアプリとブラウザから利用できる
- zoom単独としては使用しやすいが各種サービスとの連携がしづらい
- 3人以上だと有料プランの加入必須
アプリを追加していなくても、ブラウザで利用できる手軽さが魅力です。
ビジネス用に作られたもののため、ホワイトボードや画面録画、ブレイクアウトルームといったさまざまな機能を搭載しています。
また、3名以下での利用の場合、無料プランでも利用できるので、お試しで導入しやすいツールとなっています。
有料プランの場合、最大1,000名まで参加できるので、さまざまな部署の従業員と一斉に会議をしたいときに最適です。
【Google Meet】
- ビジネス用途で開発されたためセキュリティが高い
- ブラウザ上で行うのでアプリのダウンロードが不要
- Googleの各種サービスと連携でき便利
- Googleアカウントがなくても参加ではできる(やや難しい)
- 会議中の名前の変更が不可
- zoomに比べて機能が少ない
Google Meetでは、Googleアカウントを所持していればすぐに利用でき、ブラウザで開けるのが特徴です。
Zoomと同様に、ビジネス用に開発されているので、セキュリティが非常に高く、安心して利用できます。
また、Googleの他の機能との連携性に長けており、Googleカレンダーでミーティングの予約をすることで、指定したメンバーの予定に書き込みできます。
Google MeetのURLも一斉に登録されるので、ボタンを押すだけでメンバーは会議に参加できます。
自社の選考パターンとマッチしたツールを選ぶ
どのツールが適切なのかは、対象や利用シーンから考えていきます。
「自社の採用はどんなやり方か」「どういったときにビデオ会議ツールを使うか」など、自社の採用内容や選考フローをしっかり分析すると、どのビデオ会議ツールを使うのが適切か見えてきます。
もちろん、一貫して同じツールを使う必要はなく、人数や規模、搭載されている機能によって使い分けることも大事です。
新卒採用の場合
対象:大学3年次生、大学2年次生
内容:インターンシップの選考
- グループディスカッションがある
- アカウントの登録がなくとも参加ができる
- URLを共有するタイプのもの
- 大人数を対象としている
- 面接、選考風景を録画したい
→zoomが適切なビデオ会議ツール
中途採用の場合
対象:中途採用
内容:採用面接
- 面接だけでなく面談など、じっくり採用を行う時期がある
- 個人情報もある程度管理した状態でビデオ通話を行いたい
- 録画や録音は不要
- LINE@やその他のLINEツールを導入しており、採用活動も行っている
→LINEが最適なビデオ会議ツール
ウェブ会議ツールで使うと便利!おすすめの機能
ウェブツールの特徴について簡単に解説しましたが、結局使いこなせなければ意味がありません。
そのツールの良さを引き出せずに、ただのビデオ会議ツールとして使用するのは非常にもったいないです。
ここからは、使いこなすだけで圧倒的に便利になるおすすめの機能をご紹介いたします。
バーチャル背景
背景をぼかしたり、仮想の空間に置き換えたりすることができるのが「バーチャル背景」という機能です。
バーチャル背景はテンプレートととして登録されている背景に置き換えるパターンや、自分で準備した画像に置き換えることができるパターンなどツールによって設定内容は異なります。
近年在宅ワークの需要が高まる中、自宅が丸見えになってしまう状況の中でビデオ通話をしなければならないことも多いため、バーチャル背景の利用がおすすめです。
また、在宅だけでなく会社内での会議では個人情報や資料などを隠すこともできるので、非常に便利な機能といえるでしょう。
画面共有
画面共有とは、名前の通り表示したい画面を参加者に共有する機能です。
面接の場合、自社の説明にパワーポイントやサイトなどを画面共有して説明しやすく、活用することでより効果的に面接ができます。
プレゼンテーションや説明会で利用されるシーンが多く、仕事だけでなくオンライン授業にも取り入れられるほど一般的に利用される機能となっています。
チャット機能
普段からビデオ会議ツールを使用する人は驚くかもしれませんが、ビデオ会議ツールでチャットが使えることを知らない人は意外と多いです。
面接では、なにか情報共有したいときにリアルタイムで通知できるので、あると便利な機能としてご紹介します。
また、チャット機能は、使用するツールによって表示方法や入力方法は異なります。
しかし、ビデオ通話しながら文字(テキスト)を送信するというのは、基本的にどのツールでも共通です。
URLの共有や議事録、メモの作成に便利で、そのほかにも知っておくと便利なたくさんの機能が豊富にあります。
まとめ
オンライン採用の多様化に伴い、利用できるツールも増えてきました。
「自社の採用にあったツールってなにがあるのだろう?」という疑問をお持ちの方は「アローリンクオンライン採用セミナー」でも詳しくご紹介いたしますので、気軽にご参加ください!
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