オンライン採用でSNSを使うには？SNS採用を成功させる秘訣

1月は、3月からの採用活動に向けて企業も就活生も本格的に準備をし始める時期です。
近年では、ITの進出や新型コロナウィルスの影響で、例年とは異なる採用方法を取り入れる企業も増え始めています。
しかし、学生も人事担当者も、どのように対応すればいいのか混乱している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SNSをオンライン採用に活用しようと検討中の人事担当者へ向けて、SNS採用の基本や準備すべきことについて解説していきます。

1 SNSをオンライン採用で使う前の準備
- 1.1 採用計画を立て、ゴールを決める
- 1.2 SNS採用の目的、目標もしっかり決める
2 採用計画に合った適切なSNSアカウントを開設する
3 SNSは“足りない部分を補う”ために使うこと
4 オンライン採用を成功させるなら採マネnextがおすすめ

SNSをオンライン採用で使う前の準備

オンライン採用をスタートしようと、取り急ぎアカウント作成するのではなく、まずは採用計画を立てることから始めます。
次に、採用目的や目標をしっかりと定め、なぜSNS採用を行うのかを明確にし、方向性がぶれないように運営していく必要があります。
SNSの価値を最大限に発揮するため、まずはしっかりと社内で準備を行ったのち、アカウント作成を行うようにしましょう。

採用計画を立て、ゴールを決める

採用計画の例
いつ　　：4月まで
どの部署：新店舗
人数　　：10人
どんな人：コミュニケーション能力の高い人

ほとんどの企業では、「いつ」「どの部署に」「何人くらい」「どんな人を」「どのような流れ（選考フロー）」で採用するかといった、採用計画をまずは立てていきます。
選考フローでは、オンライン・オフラインによって内容が異なる場合もありますが、部署の配属や採用人数はオフライン（対面）と同じ計画方法で問題ありません。

なぜなら、採用計画における最終ゴールは「入社すること」なので、SNSはあくまでゴールに向けた補助ツールだからです。
例えば「4月にオープンする新店舗に10人採用したい」という目標があったとして、「いつ」「どの部署」「人数」「どんな人」は、採用における最終的なゴールとなります。
そのため、どのようにSNSを使うのか検討し、目的を達成させるための活用方法を事前に決めることが大切です。

SNS採用の目的、目標もしっかり決める

採用計画のゴールが決まったら、次は「なぜSNSで採用活動を行うのか」の理由を明確にします。
このとき、わざわざSNSを利用せずとも目標を達成できる見込みなら、「なぜSNS採用を行いたいのか」を深掘りして追求しましょう。
集客を行いたい、広告として利用したい、ブランディングを目的としている、事務作業の効率化など、SNSの利用目的を決めます。
ただ人気のSNSを利用すれば、人が集まるわけではないので気をつけましょう。

採用計画に合った適切なSNSアカウントを開設する

例年通りであれば、3月までに6人の内定承諾がとれる見込みで、残り4名の内定承諾をSNS採用で獲得する必要があるとします。
平均で5人に1人が内定承諾をしてくれるとすれば、SNSで約20名以上の新規集客を行うことが最低限のゴールになります。
では、約20名以上の求職者に対してダイレクトリクルーティングをしやすいSNSは何があるでしょうか。

X（旧Twitter）

Xは、広い世代で利用され、情報の拡散力は他のSNSに比べて群を抜いて高いことが特徴のSNSです。
強い拡散力と、情報のリアルタイム性（情報鮮度）が強みのため、政治家や著名人も情報発信ツールとして利用しています。
投稿内容のシェアがボタン1つで行える手軽さや、シェアされた記事が関連する人のアカウントに表示される仕組みなど、採用活動には非常に有効なSNSです。

TikTok

Tik tokは、2017年にリリースされてから、短期間で爆発的に流行した動画コンテンツを扱うSNSです。
他のSNSとの大きな違いは、「音楽に合わせて動画を撮る」ことが楽しみ方となっており、流行っている楽曲を利用するだけで幅広いリーチの見込めるメリットがあります。

アカウントを開設した初期でも、上手くいけば1000人以上に動画を閲覧してもらえるチャンスがあるため、広告利用としても効果を発揮します。
こちらもTwitterと同様にシェア機能がついているため、拡散力が見込めます。

また、社内の様子を発信することでブランディングの効果もあります。
ただし、ブランディングを目的とするならばInstagram、作業の効率化や内定辞退阻止にはLINEと、目的によって利用するSNSを変えていきましょう。

アカウントの運用方法や担当者を決めておく

ほとんどのSNSでは、アイコンの設定やプロフィールの掲載ができます。
企業ロゴをアイコンにするのか、人物を利用するのかアカウントを運用するにあたっての戦略も必要です。
また、SNSを更新したり、DMの返信をするなどアカウントを動かすのも全て人の手による作業が発生します。
更新することに時間を割いてしまい、他の業務が疎かになってしまっては本末転倒です。
事前に役割や担当を決めておき、スムーズな運用を心がけましょう。

SNSは“足りない部分を補う”ために使うこと

採用計画と目標（ゴール）を決める
なぜSNS採用を行うのか、SNSの目的を明確にする
目的に合ったSNSの運用準備をする

SNS採用を始めるにあたって、最低限必要なことは3つあります。
まずは、「オンライン採用でSNSを使うことでどうなりたいか」を理解しておくと良いでしょう。
また、不特定多数の人に手軽に情報を届けることができるのがSNSの特徴ではあるものの、反対に相手に対して不安や不信感を与えてしまう可能性もあります。
SNSに依存せず、求職者と直接コンタクトをとったり、寄り添うことが成功の秘訣です。