新型コロナウイルスの影響で採用活動は大きく変わりました。
説明会や選考会、面接などがオンライン化が進むなど企業としての対応が求められています。
オンライン化が進んでいるのは選考過程だけではありません。内定者懇親会も例外ではなく、オンラインで行う企業が増えてきています。
今回は、オンラインで実施する場合の内定者懇親会のおすすめコンテンツを紹介していきたいと思います。
目次
内定者懇親会をオンラインで行うメリット
コロナの影響もあり、オンラインを活用した採用活動を多くの企業が行っており、説明会や面接、内定者懇親会などがオンラインとして参加できるようになりました。
企業としては、場所代や開催するために必要な人件費などが削減でき、学生は時間を有効活用しつつ場所を問わずに参加できます。
このように、内定者懇親会だけでなく採用活動にオンラインを取り入れることで、企業だけでなく学生にとってもメリットがあります。
【企業のメリット】低コストで開催できる
企業としては、内定者懇親会を開催するために場所を検討したり案内係を確保する必要が無くなるので、低コストで内定者懇親会を開催できます。
オンラインならではの楽しみ方として、全員参加できるゲームをオンライン上で開催したり、簡単なお菓子などを自宅に送れば食事もありの懇親会がオンラインでできます。
会場を片付けるといった手間もなくなれば、企業側としては時間が節約できて担当者の負担軽減にもつながります。
【学生のメリット】学生が参加しやすい
オンラインでの内定者懇親会だと、学生は場所を問わずに参加できるので、時間を有効活用できるのがメリットです。
内定している学生の多くは、最後の学生生活を満喫するために友人同士と予定を組んでいることも多いでしょう。
また、地方にいる学生の場合、まだ上京していないのであれば内定者懇親会に参加するために数日会社の近くに宿泊しなければならないこともあります。
しかし、オンラインであれば自宅から参加できるのでまだ上京していなくても、内定者懇親会に参加ができます。
費用面の負担もかからないため、学生としてもオンラインでの内定者懇親会はメリットが大きいでしょう。
オンライン内定者懇親会のおすすめ7選!
【1】自己紹介ワーク
普通に自己紹介するだけでは面白くない。自己紹介すらもゲームにしちゃおうというアイデアです。
自分の意外な一面をクイズ形式にしてメンバーに答えてもらう方法です。やり方は簡単で、自分に関する問題を選択式で答えてもらうというものです。
例えば、「私の出身はどこでしょう?A:北海道、B:埼玉、C:広島、D:沖縄」という問題を出題し、参加メンバーに答えてもらいます。意外性のある回答や話題で盛り上がり、お互いの共通点を見るけるキッカケにもなるので仲も深まります。
・ゲーム感覚なのでアイスブレイクになり空気が作りやすい
・相手のことを楽しく知ることができる
・横の繋がりを強化できる
A4用紙やノートなどにカラーペンで書き込み、画面上で用紙を見せながらクイズを出すことができれば、より一層盛り上がります。
【2】自己紹介ワーク part2
自己紹介をする際に、自分の好きなものを使って表現するという方法です。
オンラインで自宅で参加している環境だからこそできる企画で、自宅から自分の好きなものを持ってきて紹介するというものです。
例えば、野球好きの人は応援しているチームのユニフォームを着て登場し熱く語ったり、楽器を弾くことが趣味の人はその場で楽器を持って演奏したり。自分を自由に表現します。
・自分のことを相手に知ってもらえる
・距離が縮まりやすい
・自宅だからこそできる(自宅じゃないとできない)
こちらのコンテンツは、人事担当者も一緒に行うことで内定者との関係を深めることができます。
【3】ライトニングトーク
ライトニングトーク(Lightning Talks/通称:LT)とは、カンファレンスやフォーラムなどで行われる短いプレゼンテーションのことです。
自分にかできないネタを、5分という短い時間で電光石火のごとくプレゼンするスタイルのことを指します。
たったの5分なので難しく考える必要はありません。プレゼン内ですべてを話そうとせず、誰かが自分に興味を持ってくれるきっかけを話すことができればOKなのです。
採用担当または学生が自己紹介や好きなもの・趣味についてプレゼンを行うことでお互いを知るきっかけにもなります。
事前に、ライトニングトークを行うことを周知しておき、プレゼンスライドを準備して参加してもらうと良いでしょう。
スライドを共有しながらトークを行うことでより理解が深まります。
・5分のプレゼンなので構えずに気軽にできる
・5分という物足りなさから相手のことをもっと知りたいと思える
・共通点から関係構築ができる(自宅じゃないとできない)
TL終了後に質問タイムを設けることで、よりお互いのことを知るキッカケを作ることができます。
【4】ジェスチャーゲーム
その名の通り、体の動きだけで出されたお題を当てるというもの。チーム対抗戦にすることでより一層盛り上げります。
やり方としては、制限時間を決めジェスチャーする人に対して採用担当からお題を出します。
チームの代表者がジェスチャーで行い、分かった人からどんどん回答していき、 正解が出たら役割を交代していきます。
あらかじジェスチャー担当者の順番を決めておくと良いです。正解した数によってチームの勝敗を決めます。
・自宅にいながら体を動かすことができる
・チーム対抗戦にすることで達成感を味わうことができる
・関係が深まっていなくても盛り上がる
お題は、最初は簡単なものを設定しゲームに慣れてもらうことが大事です。徐々にお題を難しくしていくことで盛り上がっていきます。
【5】絵しりとり
順番に絵を描いてしりとりを行います。紙に描いたものを画面上で写し、次の人につなげていきます。
制限時間を決める(30秒以内など)、文字を描いてはダメなど、ある程度のルールを設けておいた方が盛り上がります。
・事前の準備が一切必要ない
・絵が下手な人でもヒーローになれる(イジられる)
・簡単なのに盛り上がる
面白い絵が描けたらSNSなどでアップすると、周りからも反応がもらえるのでさらに面白くなりますよ。
【6】NGワードゲーム
本人だけが知らないNGワードを会話をしながら言わせるよう誘導していくゲームです。テレビなどでもお馴染みですよね。
対面でできる場合は、NGワードを額などに貼って自分のお題は分からないが周りのお題はわかる状態にしておくのが一般的ですが、オンラインの場合は難しいと思います。
そのため、1タームごとにターゲットを決めてNGワードを与え、NGワードを発言したタイミングまでの時間を競う方法がオススメです。
「まじ?」「すごい」「ヤバイ」「へぇ」「うける」など、普段の会話で出てしまいそうなワードを用意しておくと良いでしょう。
・ゲームをしながらコミュニケーションがとれる
・程よい難易度である
・ゲームから日常会話に発展しやすい
ターゲットがNGワードを発言しまいと、会話に対して消極的にならないよう、不自然な会話になってしまってはダメなどある程度の条件を設けておくと良いでしょう。
【7】意思疎通ゲーム
お題に対して、グループ全員で同じ答えを目指していくというゲームです。
例えば「赤い食べ物といえば?」というお題に対し「リンゴ」と書く人もいれば「トマト」と書く人もいるでしょう。
周りが書くであろうことも予想しながら、全員統一の答えを目指していきます。
5人1組のグループだとすれば、合った個数に応じてポイントを加算していくのも良いでしょう。
チームで競ってポイントの高い方が勝ちなど勝敗を決めるとより一層盛り上がります。
お題の例としては、他にも「夏の定番イベントといえば?」「どんぶりといえば?」「飲料水メーカーといえば?」「好きな晩ご飯のおかずといえば?」など、意思疎通がしやすいお題を出していくと良いでしょう。
・ゲームを通じてお互いの価値観が知れる
・チーム対抗戦にすることで一体感が生まれる
・距離が縮まりやすい
採用担当も混ざって世代間ギャップのあるものをテーマに入れるなど、面白い試みをするとより一層盛り上がるはずです。
オンライン内定者懇親会をする際の注意点
大規模なオンライン内定者懇親会の場合、インターネット環境が整っていない学生は通信の問題で参加できない可能性があります。
事前にどの程度の規模で開催するのかを伝えて、学生が問題なくオンライン内定者懇親会に参加できるように環境を作ってあげることが大切です。
また、複数人の内定者と社員が集まる場では、オンラインであってもなかなか会話に参加できない学生もいるかもしれません。
どのような学生であっても楽しめるように、ゲームを開催したり学生が話しやすい環境を作るなど、コンテンツの検討はしっかりと行う必要があります。
タイムスケジュールを作り、どのような流れで懇親会を開催するのか、学生同士や社員と話せる機会があるのかなど事前に通達するようにしましょう。