複数の企業から内定を受けた学生は、最終的に企業をひとつに絞らないといけません。この結果、せっかく内定を出しても辞退されてしまうケースが起こります。
優秀な学生が内定辞退を防ぐには、どのような取り組みを行うと良いのでしょうか。
目次
なぜ内定者フォローが必要なのか
内定者フォローとは、内定者が入社するまでの期間にさまざまな支援を行うことをいいます。入社するまでに、企業に対する不安や疑問点を解決し、高い志を持って入社してもらう目的があります。
昨今の日本では、売り手市場の傾向が強くなっており、学生にとって有利な状況が続いています。このため、学生が複数の企業から内定をもらうことも当たり前になっているのです。ただ、最終的に入社する企業を1社に決めないといけないため、辞退する企業も発生します。学生に自社を選んでもらうために、内定者フォローが必要なのです。
また、内定者フォローをすることで、入社後のミスマッチを防ぐ目的もあります。入社前に描いていた理想と、入社後の現実のギャップを減らし、早期離職を防ぐことができるのです。
内定者フォローの事例
内定者フォローの重要性が分かったところで、具体的にフォローを行っていくには、どのような事例があるのでしょうか。
座談会
現役社員と内定者が顔を合わせる機会を設けることで、入社後のイメージがわきやすくなったり、自社に対する親近感を持てるようになったりします。社員は、若手から管理職クラスまで、できるだけ幅広い年代のメンバーが参加できるのが理想です。
懇親会
内定者同士・もしくは内定者と社員で、気軽にコミュニケーションが取れる機会を作るのも効果的です。食事会を行うのが一般的ですが、近年では内定者の家族も参加する企業があるようです。また、対象社員を変えて複数回行うこともあります。
入社前から、打ち解けて話せる仲間を作ることで、入社後の不安を和らげることができます。
研修会
入社前研修の一環として、ビジネスマナーを学ぶ研修会を行うのも効果的です。対面で行うほかに、オンライン研修を取り入れるのも良いでしょう。オンラインで行うものなのでコロナ禍にも対応しており、遠方に住んでいる内定者も気軽に参加できるためおすすめです。
しかし、いきなりハードルが高い研修を行うと、逆に気持ちが離れてしまう恐れがあるため、基本的な社会人マナーなどの簡単な内容から始めるのが安心です。
社内イベントへの参加
会社の雰囲気や、どのような社員がいるのかなどを知るために、内定者を社内イベントへ招待し参加してもらいます。社内の雰囲気が分かるうえ、業務上では見られない、社員の別の姿が見られるかも知れません。
SNS
コロナ禍の影響で、直接会うことが難しい情勢であることから、SNSを使って交流する企業が増えています。Zoomを利用して、オンラインによる座談会を実施したり、SNS上で内定者のグループを作って、その中で定期的に連絡を取ったりする方法が活用されているのです。
SNSで内定者フォローを行うのならば、next≫がおすすめです。next≫は、学生利用率が9割を超えるLINEを活用した採用システムで、定型情報の発信はもちろんのこと、個別連絡も気軽に行うことができます。導入いただいた多くの企業で、連絡に対するレスポンス率が向上したうえ、内定辞退率も改善されました。
next≫を活用して、効率の良い内定者フォローを行っていきましょう。
内定者が内定者フォローに望んでいるもの
内定者は、企業に対する不安を少しでも減らしたうえで入社したいと感じています。そのために内定者フォローが行われるのですが、その中で望まれるフォローというのはどのようなものなのでしょうか。
定期的な連絡
企業から全く連絡が来ないと、内定者は不安を感じてしまいます。そういった不安を払しょくするフォローのために、企業側から定期的に連絡をすることが必要です。ただ、あまり頻度が多いと、内定者の負担になってしまう恐れがあるため、月1回ほど連絡をするのが適切です。
内定者側にとって、内定者フォローの内容で最も嬉しいと感じたのが、「不安を払拭できるサポート」との意見があったそうです。そのため定期的な連絡を行うことは内定者にとって欠かせないものになっています。
学生側のスケジュールに考慮する
内定後も、学生は卒業するまで学業が優先であり、テストや実習などで忙しい日々を送っています。懇談会や社内イベントへの参加は、強制でなく希望者のみとするのが望ましいのです。強制的に参加させられたと感じる学生は、企業に対して良い印象を持てなくなってしまうでしょう。
内定者の「囲い込み」をする前に企業がやるべきことまとめ
内定者フォローは、今まで学生だった内定者が企業で働くうえで、重要なウエイトを占めます。内定者がスムーズに仕事を始められ、少しでも早く企業の戦力となれるよう、社員がサポートしていくことが大切なのです。
さらに内定者フォローは内定者の不安を払しょくし、競合と差をつけ自社への入社率を高めることができるでしょう。
内定者フォローを効率良く行うために、ぜひnext≫を取り入れ、採用活動が成功したといえる結果を残せることを願っております。