少子高齢化社会がますます深刻化している昨今、新卒で優秀な人材を獲得するための採用競争が激しくなっています。
今後、人口減少に伴い就職活動の売り手市場において、応募数の減少や内定辞退を避ける対策は急務となるでしょう。
ここでは、新卒採用で自社の魅力を最大限アピールできるように、うまくいかない原因や成功率をアップさせるためのポイントを紹介します。
目次
新卒採用がうまくいかない原因
新卒採用がうまくいかない場合、やみくもに対策を打つのではなく、まずは原因の特定を行うことが大切です。
求める人物像の定義があいまい
原因の1つとして、求人募集を出す際に自社の求める人物像を具体的に明記できていないという例があります。
就活生の視点から見て明確なビジョンの提示は、自分の能力が活かせる企業なのか、将来的にどのようなスタイルでキャリアを磨けるのか、企業選びの大きなヒントになる部分です。
求める人物像をきちんと明記することは、新卒就活生が応募する企業の「選択肢に入るかどうかの分岐点」になるといえるでしょう。
自社に合った採用手法を取り入れてない
募集を出しているにも関わらず応募数が少ない場合は、採用情報を掲載する媒体が、自社の求人とマッチしていないことが原因としてあげられます。
自社と類似の企業による求人募集が多く掲載されている募集サイトの活用や、自社サイト内に設置した求人募集ページのブラッシュアップを含め、多数の選択肢を視野に検討しましょう。
特に自社サイトは重要なアピールの場で、単純な業務内容や企業情報を羅列しただけでは、企業の魅力が就活生に十分伝わらない可能性があります。
候補者と適切なコミュニケーションがとれてない
前述の原因への対策ができていても、採用候補者との連絡やフォローが十分に取れていないと、信頼関係の構築がうまくいかなくなる原因になりえます。
たとえば、連絡漏れやレスポンスの極端な遅延、内定後に抱える不安が解消できず、意思疎通にずれが生じるなどの懸念もあるでしょう。
採用を決定したあとも、内定者のフォローや不安の解消、内定者と企業の信頼関係を築くことが大切です。
面接の結果を出すのが遅い
面接の結果を出すのが遅い企業だと、学生が他の企業の選考を優先してしまおう・他の企業で内定してしまうと、心変わりされる可能性があります。
理由としては、学生は多くの企業の選考に参加するため、他の企業から内定をもらった場合、自社に対する志望度が低いと結果を待たずに辞退されます。
学生からすると、合否連絡が遅いと不安感が募り、この会社は大丈夫なんだろうか、と悪い方向に思考が偏りがちです。
そのため、早い段階で内定出しをしてくれた企業で、内定通知の内容にぜひ入社してほしい!という熱意を感じれば、志望度が上がる可能性があります。
最終面接へ参加してくれた際には、しっかりとお礼を伝えるようにし、結果はできるだけ早く出すようにしましょう。
新卒採用を成功させる方法
新卒採用がうまくいかない原因が判明したのであれば、対策を講じていく必要があります。
ここでは、具体的な対処法の例を挙げています。
求める人物像を定義する
求める人物像を明確にイメージし、ペルソナ像を組み立てることが大切です。
たとえば、採用後の自社の事業で担当する職務について触れ、必要なスキルや経験を定義しましょう。
同時にそれらが「必須か否か」も明記しておけば、より就活生自身に照らし合わせやすくなり、応募を検討する材料になります。
また、明確な経営戦略ビジョンを伝えることで、就職後どのようにキャリアアップに繋がるのか、応募者のスキルをどこに活かそうと考えているのか、などの想像しやすいアピールが他社と差をつけるポイントの1つです。
適切な採用手法を取り入れる
採用手法を自社の求人にマッチしたものに変更する方法もあります。
自社サイトのブラッシュアップにより、閲覧した就活生が「この企業で働いてみたい」と思えるものに変え、職種に合う求人サイトを活用し、求人募集そのものがより多くの就活生の目に触れることが大切です。
また、近年ではSNSを用いた企業アピールや注目度の高い採用手法を行う企業もあります。
特にSNSを取り入れることは、採用決定後のやり取りや、連絡・情報提供の迅速化のために活用するツールの1つとして検討してみてはいかがでしょうか?
学生との接点をより多く増やす
主要都市に会社を持っている企業だと、地方の学生との接点が少ないこともあるため、オンラインの説明会を導入してみてはいかがでしょうか。
地方の学生は、上京して入社をするとなるとホテルを取ったり移動費がかかったりするため、頻繁に主要都市に来ることは少ないでしょう。
オンラインによる会社説明会だと、場所を問わずに参加できるので、多くの学生が気軽に企業を知ることのできる機会ができます。
そのため、アクセスの良い学生だけにアプローチするのではなく、オンラインによる会社説明会を開催し地方の学生との接点を増やしてみてください。
また、最近ではフルリモートの企業も増えてきたため、強みを活かして地方の学生にアプローチするのもおすすめです。
候補者とのやり取りを充実させる
現代では、自宅に固定電話を持たず、スマートフォンのみで就活を行うことが主流となりつつあります。
そのため、SNSの活用は、企業にとって採用活動の成功率を大きく左右するといっても過言ではありません。
また、採用に関わる部署に候補者の情報が共有されていなければ、タイムロスや連絡漏れが発生する可能性があります。
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まとめ
採用活動は、時間とタイミング、自社のアピールなど多岐にわたる戦略の迅速化が重要になる、とても複雑なものです。
採用担当者の負担軽減や採用にかかるコストを抑える対策の1つとして、自社の採用方法にマッチする、コンサルティングツールの活用を検討してみてはいかがでしょうか。