LINE社は、同社が提供する新卒採用管理ツール「LINE採用コネクト」が2020年12月15日を持ってサービスを終了すると発表しました。新規申込に関しては6月2日を持って終了しています。
LINE採用コネクトとは、新卒採用の課題解決を支援するクラウドサービスです。
ここ数年では、学生とのやりとりをLINEで行う企業も増えており、さらに学生情報を管理できるツールとあって「LINE採用コネクト」は評判のサービスでした。今回のサービス撤退を期に、利用企業は代替サービスを検討しなければならなくなっています。
今回は、LINE採用コネクトに変わる、代替サービスをご紹介していきたいと思います。
目次
なぜ企業はLINEを使うのか
これまではメールや電話で連絡をとることが主流でしたが、LINEでつながることで簡単に学生とやりとりができるため、企業と学生の距離を近づけることができます。
東京工科大学が2020年6月8日~19日にかけて行った、新入生のコミュニケーションツールに関する調査(対象者:2020年度の東京工科大学全新入生1,390人)によると、現在「LINE」を使っているという学生は99.6%という結果になっており、若者にとってのLINEは最も身近なコミュニケーションツールであることが分かります。
LINE採用コネクトでできること
まずは、LINE採用コネクトはどれだけ便利なサービスで、どんなことができるのか見ていきたいと思います。主な機能として、新卒採用における3つのフェーズ(認知獲得、興味喚起、選考)に分かれています。
認知獲得フェーズ
QRコードによる学生情報取得
LINE友だち追加用のQRコードを作成し、リーフレットなどに印刷することができます。学生にQRコードを読み込んでもらうことで、会社アカウントと友だちになってもらうことが可能です。
タレントプール
取得した学生情報を整理することができます。卒業年度、出会ったキッカケ、学校、地域など、自由にカスタマイズできるので、分析・企画の情報基盤になります。
興味喚起フェーズ
メッセージ
LINE本来の使い方である、個別でやり取りをすることもできます。学生と企業間の連絡も、リアルタイムかつフランクなコミュニケーションが取れるため、距離を縮めることができます。
リッチメニュー配信
企業アカウントのLINE画面上に、会社紹介や説明会情報など画像リンクのメニューを作れるので、企業の魅力をより知ってもらうことができます。
選考フェーズ
日程調整シナリオ
説明会や面接の日程調整も、学生が回答するだけでOK。決定した日程はシステム上に保存されるので、メールでやり取りするような煩雑な作業が必要ありません。
自動配信リマインドメッセージ設定
説明会や面接の日程が近づいた時のリマインドや、アンケートの回答を催促するメッセージを自動で配信設定することができます。個別対応の手間が省けて生産性が上がります。
次に検討すべきサービス「next≫」とは?
検討すべきツールは多数ありますが、今回は「next≫」(https://line-next.com/)というツールに絞ってお伝えしていきたいと思います。先ほど紹介したLINE採用コネクトと同様の機能が備わっていることはもちろん、next≫だからできる機能も備わっているのです。
エントリーから参加までを自動化
エントリー完了時点で選考フェーズや日程ごとに学生情報が管理されます。エントリー後のお礼メッセージや、選考が近づいたタイミングでのリマインド配信なども全て自動で行ってくれるため、配信漏れや誤送信の心配もありません。
学生のセグメントに合ったメッセージを配信
接触時期や学校群、配信したリッチメニューのどの項目をタップしてくれたのか(興味を持ってくれたのか)など、一人ひとりに合ったメッセージを配信することができます。セグメントごとに配信内容を変えることで、効果的にアプローチすることができるのです。
一人ひとりに合ったリッチメニューを配信
学生の属性や状況、行動特性などを点数で分析(=スコアリング)し、スコアに応じてリッチメニューを自動で変更することができます。学位生が欲しがっている情報を提供することで、HPや採用サイトよりも高い発信力を持つことになるのです。
一人ひとりに合ったリッチメニューを配信
リッチメニューのタップ状況、HP訪問など行動履歴などを点数で分析(=スコアリング)し、スコアに応じてリッチメニューを自動で変更することができます。学位生が欲しがっている情報を提供することで、HPや採用サイトよりも高い発信力を持つことになるのです。
next≫でできること
機能面においても充実した内容が備わっていることが、下記の表を見ても分かります。
まとめ
next≫と他社ツールとの圧倒的な違いは、管理機能だけで終わらないというところです。マーケティング戦略ができる部分も大きな要素と言えるでしょう。管理するためのツールではなく、採用を成功させるためのツール、それがnext≫なのです。