中小企業の中には第二新卒の採用を検討しているところもあるでしょう。第二新卒を採用するには、第二新卒について詳しく知り、理解を深めておく必要があります。採用担当者の中でも、第二新卒の定義についてよく知らない方は多いのではないでしょうか。
この記事では、第二新卒は何年目までなのか、採用のノウハウや注意点などとあわせて解説していきます。
まずは第二新卒の定義と、その定義に当てはまる人の転職動向について見ていきましょう。
第二新卒は何年目まで?
第二新卒として扱う年齢は企業によって異なり、明確な定義はありません。ただし、卒業後3年以内で転職活動をしている人のことを指すことが一般的です。高卒であれば21歳まで、大卒であれば25歳までということになるでしょう。
企業によっては学歴に関係なく、年齢で第二新卒の基準を設けているところもあります。たとえば25歳以下や30歳未満のような具合です。
第二新卒は何歳で転職する人が多い?
第二新卒として転職をする人の年齢は、25歳が多いとされています。22歳で入社したとすると4年目ということになるでしょう。
企業側でも、25歳を第二新卒の年齢上限としているところが多いです。25歳なら一定の社会経験を積んでおり、まだ新しい環境にも適応しやすいということで、採用に最適な良い年齢といえます。
第二新卒を採用する際のノウハウについて見ていきましょう。
募集タイプ
募集方法は、新卒採用・中途採用と同じ枠にする方法、第二新卒だけの募集枠を設ける方法があります。
新卒採用と同じ枠で募集
新卒と同じ枠で募集するというのは、新卒向けの求人に既卒の人の応募も可能にすることです。選考も新卒と同じ基準で行います。採用後の扱いも新卒と同じです。これまで中途採用をあまり行っていなかった企業なら、この募集方法が合っているでしょう。
中途採用と同じ枠で募集
中途採用と同じ枠で募集する方法は、第二新卒かどうかをあまり意識せずに募集します。選考も実務経験を重視することが多く、通常の中途採用と大きく変わらないのが特徴です。
人手不足などが原因で新卒だけでは必要な人材をまかなえない場合や、人材育成が難しい職種などでよく行われています。
第二新卒枠として募集
第二新卒だけの募集枠を設ける方法では、中途採用の中に第二新卒枠を作るやり方が一般的です。中途採用として募集しますが、卒業後の年数などで通常の中途採用とは異なる基準を設けます。社会人経験のある人を対象とする場合が多いです。
採用するときのポイント
第二新卒では、通常の中途採用ほどスキルは重視されません。どちらかといえばポテンシャル採用の傾向が強いのが特徴です。
実務経験が少ない分だけ自己PRや志望動機、成功体験、挫折経験などが重視されます。自己PRや志望動機は、応募者の人となりやポテンシャルを推し量る上で重要度が高いです。成功体験や挫折経験を聞くことで、応募者の仕事への向き合い方などが分かります。
そして前職の退職理由も詳しく尋ねておきましょう。応募者が自社に合う人材かどうか判断する上で重要な材料になります。
第二新卒の採用では、どんな点に気をつければ良いのか見ていきましょう。
採用基準の明確化
第二新卒の定義は企業によって異なり、新卒採用とも中途採用とも勝手が違います。そのため、第二新卒の採用における採用基準を明確化しておかなければなりません。
どのような人材を採用したいのか決めたうえで、それに合った募集タイプや面接で重視するポイントを決めましょう。
たとえば、即戦力重視で採用したいなら中途採用枠と同じ枠で募集し、コア人材を育成したいなら新卒採用と同じ枠にするという具合です。
再度離職する可能性
第二新卒の応募者は新卒で就職した企業を早期離職している人です。自社で採用しても、また同じように辞めてしまうのではないかと不安を感じる方もいるでしょう。
もし、前職の離職理由が自社にも当てはまるような理由であれば、再度離職してしまう可能性が高いといえます。一見すると自社に当てはまらない離職理由の場合でも安心はできません。当たり障りのない離職理由を言う応募者も多いため、本音を引き出す工夫が必要です。
しっかりとコミュニケーションをとる
中途採用枠で第二新卒採用を行う場合には、新卒採用とスケジュールが異なります。また、在職中で応募する人もいるため、転職に対する意志が低い人も混ざっているかもしれません。
そのため、選考段階から密なコミュニケーションを取り、お互いに信頼関係を築く必要があります。
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第二新卒は卒業後3年くらいまでとしている企業が多いですが、明確な定義はありません。募集タイプもさまざまで、新卒と同じ枠で募集する企業もあれば中途採用枠で募集する企業もあります。採用基準を明確化したうえで、募集タイプや選考基準を設定することが大切です。
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