内定者フォローイベントの方法は?フォローが必要な理由とは

内定者イベント 方法

内定者フォローの一環で、内定者研修やeラーニングといったオンライン研修、座談会や懇親会の開催などのイベントを行うことで、内定辞退の防止につながります。
現代は、売り手市場となっており、欲しい能力を持った人材の確保が非常に困難で、企業について深く知ってもらうためにはフォローが必要です。
また、内定者フォローを行うことで、企業理解が深まり、この会社で働きたいという帰属意識も育つので、早期離職の防止につながります。
本記事では、新卒採用時の内定者イベント5種類から、内定者フォローの必要性から、メリット・デメリット、注意点まで網羅的に解説していきます。

採用管理ツールならnext≫!

 新卒採用時の内定者フォローイベントとは

矢印を持つビジネスマン

新卒採用時の内定者イベントは、企業によって開催する内容が異なりますが、多くの場合、内定者研修やeラーニングといったオンライン研修などを行います。
他にも、座談会や懇親会の開催、社員が参加している社内イベントへの参加、職場見学など、楽しみながら参加できるイベントも開催されています。
今回は取り上げていませんが、社内報の送付や合宿研修、面談など、会社ごとに豊富なイベントを開催し、内定者の心を掴んでいるのが特徴です。
イベント開催は、採用担当者や現場担当者のリソースも踏まえて、準備することが大切となりますので、自社に合った方法を検討してみましょう。

内定者研修

内定者研修では、基本的なマナーから業務で必要となる知識などを、入社前から学んでもらうイベントです。
交流会とは異なり、入社前から事前知識をつけてもらえるため、入社後にはある程度仕事に慣れた状態から業務をスタートできます。
さらに、内定者同士の交流もできるので、入社に対する不安の解消ができ、前向きな気持ちで入社を迎えられます。
就活生は、入社までに本当にこの会社でやっていけるのかと、不安を感じやすくなっているので、解消できるような内定者研修を開催しましょう。

eラーニングといったオンライン研修

入社前から、内定者に研修を行うのであれば、eラーニングといったオンライン研修を取り入れてみるのも良いでしょう。
内定者としても、自宅にいながら業務に必要な知識を得られるので、気負わずに参加しやすいコンテンツとなっています。
また、eラーニングでは繰り返し学習ができるものも多いため、座学での研修よりも焦ることなく学べるというメリットもあります。
地方の学生も、研修のたびに上京することなく、研修に参加できるので、内定から入社までに時間が空くのであれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。

座談会や懇親会の開催

座談会や懇親会では、内定者同士だけでなく、実際に所属する部署の社員とも交流できるので、いきなり業務開始となるよりも、安心感が生まれます。
研修とは異なりコミュニケーションを取る場所となるので、入社に対するモチベーションを向上させられます。
また、内定者イベントとして面談を行っている企業も多いですが、内定者の多い会社だと、1人ひとりに面談するのが難しい場合があるでしょう。
座談会や懇親会であれば、多くの内定者と交流しやすいため、手っ取り早くコミュニケーションを取りたいときにおすすめです。

社内イベントへの参加

福利厚生の一環として、定期的に社内イベントを開催している企業も多いかと思いますが、内定者を招待して参加してもらうのも1つの手です。
社員同士の関係性や雰囲気が、ダイレクトに内定者に伝わるので、よりこの会社で働きたいという気持ちを強く育てられます。
入社前から、会社に馴染めるのかという不安な気持ちが解消できれば、内定辞退の防止にも繋がります。
まずは、内定者に参加の意思があるかを確認し、強制ではなく招待という形で内定者も楽しめるようなイベントを開催しましょう。

職場見学

職場見学では、会社の事業や雰囲気、実際に働く環境への理解が深まるため、会社を身近に感じてもらいやすくなります。
さらに、内定者同士のつながりも作りやすく、疑問点も質問しやすい環境であれば、入社までの不安解消にもつながります。
また、インターンシップに参加して職場見学をしている内定者が少ない場合、実際の職場を事前に見てもらえる職場見学は企業理解を深める機会になるでしょう。
職場見学時には、グループディスカッションや意見交換をできる場を設けることで、内定者同士のつながりの強化も行えます。

新卒採用時に内定者フォローが必要な理由

新卒採用時に、内定者フォローが必要となる背景には、売り手市場で内定者の獲得が困難な時代のためです。
さらに、企業理解を深く知ってもらい帰属意識を育てることで、内定辞退や早期離職の防止につながります。
内定者フォローをしないと、内定者は本当に内定しているのかと、企業から連絡が来ないことによる不安感などを与えてしまいます。
現代では、複数社から内定を貰い、その中から最適な企業に入社するというのが当たり前になりつつあるため、会社を選んでもらうためにフォローが必要です。

売り手市場だと内定者の獲得は困難

多くの学生は、選考を受けた会社からの内定を待ち、複数社の中から自分にとって一番最適な企業に入社しようと考えています
そのため、優秀な学生ほどより良い企業に取られてしまうため、内定者の志望度が他社に比べて低いと内定承諾後に内定辞退されてしまいます。
内定承諾は、労働契約は行うものの法的効力が発生しないため、内定承諾を得たからと安心してフォローを怠ってしまうと、内定辞退が発生します。
内定を出した学生に入社してもらうのであれば、自社の志望度を向上させられるように、内定者フォローを必ず行いましょう。

企業について深く知ってもらうにはフォローが必要

多くの学生は、会社の雰囲気や具体的な業務内容が知りたいといった気持ちがあるため、内定者フォローイベントなので企業について深く知ってもらうことが必要です。
ほかにも、複数の会社から内定をもらったのであれば、本当に自分に合った会社が見極めたいという気持ちもあり、内定に対する決め手が必要です。
初めての新社会人なので、内定者は数多くの不安を抱えたなか入社までを過ごすことになり、内定中に企業への熱意が冷めてしまうことがあります。
そのため、企業理解を深めてもらい、この会社で頑張りたいという熱意を入社までキープするためには、内定者フォローが重要です。

内定者フォローイベントを行うメリット

内定者フォローイベントを行うことで、就活生の帰属意識を高めることができ、内定辞退の防止につながります。
さらに、事前に詳細な業務内容を伝えられるため、入社後に思っていた業務ではなかったといった理由での早期離職が防止できます。
また、企業としても内定者への理解を深めるきっかけとなるため、入社後にどのように教育していけばいいかなどの方向性も事前に検討可能です。
内定者フォローイベントを行うことは、就活生の不安解消だけでなく、企業としても欲しい人材の確保ができるようになるためしっかりと行っていきましょう。

内定辞退を防止する

内定者フォローイベントは、会社のことをより深く知ってもらえるようなコンテンツを開催するので、就活生の帰属意識を育てられ、内定辞退の防止につながります
内定出しから入社までの期間が空いてしまうと、本当にこの会社でいいのか・自分にとって適した会社は他にあるのではないかという気持ちになりがちです。
しかし、内定承諾された後に、研修の開催や座談会や懇親会招待することで、就活生の気持ちが離れないように対策できます。

実際の業務にまつわる研修では、会社についても深く知れるため、入社に対する不安も事前に取り除けるのがメリットです。
座談会や懇親会では、実際に一緒に働く同期や先輩社員とのコミュニケーションが図れるため、会社の雰囲気になじめるかといった不安の解消もできます。
他の企業からも内定をもらっている就活生だと、他の企業と比較して自分にとって最適な会社に入社します。
そのため、内定者フォローイベントは、自社の志望度を上げるとともに、帰属意識の強化につながるのがメリットでしょう。

早期離職を防止する

内定者研修やeラーニングなどの受講により、具体的にどのような業務を行うかが明確となるため、入社後の早期退職の防止につながります。
ある程度会社のことを調べていたとしても、実際の業務内容が明確でないことが多く、入社後のギャップで早期離職されてしまう可能性があります。
例えば、営業の業務だと思っていたのに、実際に入社してみたら事務や書類整理などの業務の方が多かったなど、想定していた業務に携われないことです。
会社によっては、ある程度会社について理解した後に営業職を任せたいことがあると思いますが、事前にしっかりと説明していないと入社後のギャップが発生します。

他にも、入社してみたけれども同期や職場の先輩とのコミュニケーションがうまく取れず、人間関係に悩んで早期離職をすることもあります。
しかし、内定者研修や座談会、懇親会の開催などを行うことで、業務について事前に知ってもらうだけでなく、職場の雰囲気も事前にある程度把握が可能です。
入社後はどのようなスケジュールで業務を行っていくのか、職場の雰囲気はどういうものなのかしっかりと事前に伝えることで、早期離職の防止につながります。

内定者と理解を深め合える

内定者フォローイベントを開催することで、入社前までに就活生たちへの理解が深まるため、企業としては教育スケジュールが立てやすくなります。
内定者ごとに能力値や先輩社員との相性などは異なるため、事前に内定者のことがわかれば、最適な人選で教育が行えます。

また、内定者としても入社前に業務に関する専門的な知識を覚えられれば、自分が入社後に役に立てるのかどうかわからないという不安を感じにくくなります。
企業だけでなく内定者としても入社準備が事前にできれば、スムーズに業務が始められるため、内定者フォローイベントを行うことはメリットといえるでしょう。

内定者フォローイベントのデメリット

内定者フォローイベントを行うことで、採用担当者の負担が増えてしまう点はデメリットといえるでしょう。
他にも、内定者フォローイベントを開催し過ぎてしまったり、コミュニケーションの方法を間違えると、内定辞退につながる可能性があります。
内定者フォローを成功させるためには、会社として負担にならない程度に内定者フォローを行うことが大切です。
そして、内定者へ接する際は適度なコミュニケーションを取るようにし、内定者に嫌な気持ちを与えないように注意しましょう。

採用担当者に負担が増える

採用担当者の少ない企業の場合、内定者フォローイベントを開催し過ぎてしまうと、負担が増えてしまうのがデメリットです。
採用担当者は、採用戦略の立案やインターンシップの準備・開催、面接対応、内定者の管理、連絡対応など、さまざまな業務を担っています。
そのため、内定者フォローイベントも開催するとなると、採用担当者の業務負荷が増えてしまいます。
会社として負担のない程度で内定者フォローイベントを開催するようにし、できれば実際に配属される部署の社員にも手伝ってもらうようにしましょう。

また、採用担当者だけで内定者フォローまで手が回らないのであれば、採用活動効率化できるような採用管理ツールの導入もおすすめです。
採用管理ツールがあれば、学生管理から企業から学生へ定期的に発生する連絡などを自動化できるため、採用担当者はコア業務に注力できます
月額費用も従業員1人雇うよりも安く済むため、自動化できる部分は採用管理ツールに任せてみてはいかがでしょうか。

採用担当者の負担軽減なら採用管理ツールのnext≫!

方法を間違えると内定辞退につながる

内定者フォローイベントは、企業と内定者の絆を深めるためのものですが、過度に行ってしまうと学生の負担になってしまいます。
その結果、この会社だと働きにくいと思われてしまい、内定辞退に繋がる可能性があるため注意が必要です。
また、学生に対して連絡をしすぎたり、プライベートに踏み込みすぎたりすると、内定者にあまりいい印象を与えないことがあります。
他にも、内定者研修のボリュームが多すぎる、イベントへの参加を強制してしまうと、内定者のスケジュールを圧迫してしまいます。
あくまでも内定者の都合や意思を尊重しつつ、適度なコミュニケーションを取れる範囲で内定者フォローイベントは開催するようにしましょう。

内定者フォローイベントを開催する際の注意点

内定者フォローイベントを開催する際には、内定者はあくまでも会社の社員だという認識を持ち、適切な距離感を保つようにしましょう。
ほかにも、配属先の先輩社員と交流できるような場を設けて、企業の雰囲気を知ってもらえるような工夫をするのも大切です。
また、企業都合ではなく内定者を優先したスケジュールを意識し、社内イベントといった交流会は、参加は任意としておくと良いでしょう。
内定者フォローは内定者にとってメリットではありますが、やりすぎてしまうとかえって内定辞退に繋がるため、適切な距離感を持って開催するようにしてください。

適切な距離感を保つ

内定者フォローイベントを開催する際には、内定者との距離感は適切に保ち、過度なコミュニケーションを取らないように注意しましょう。
友達のように接してしまったり、プライベートに踏み込みすぎるのは、内定者からするとあまりいい印象を与えないことがあります。
フレンドリーなのはいいことですが、あくまでも仕事の関係だという立場で接することが大切となり、過度なコミュニケーションはおすすめしません。
実際に、社員からフレンドリーに接しられすぎて困った・すでに部下のように扱われ、態度も偉そうで嫌な気持ちになったという学生は多くいます。
内定者としても、内定承諾はしたけれど、まだ入社していないという気持ちがあるため、やりすぎなコミュニケーションは控えましょう。

配属先の先輩社員と交流できるようにする

座談会や懇親会を開催した際に、配属先の先輩社員と交流できる機会を必ず設けるようにしましょう。
せっかく内定者フォローイベントを開催したとしても、配属先の先輩と交流できなければ、実際の業務時の雰囲気がつかめません。
内定者としても、実際の職場の雰囲気が知りたいために参加しているため、関係ない社員との交流だと得られるものは少ないでしょう。
まだ大学生活も残っているタイミングでの内定者フォローイベントですので、あまり意味のない交流会に参加しても学生のメリットにはなりません。
そのため、参加することで、学生にとってメリットになるように内定者フォローイベントのコンテンツを考えるようにしましょう。

内定者を優先してスケジュールする

1週間に1回など内定者フォローイベントのスケジュールが過密すぎると、学生に大きな負担を与えてしまうため、せめて月に1回程度にしましょう。
内定先が決まった学生は、最後の学生生活を友人と過ごしたり家族との時間に充てるなど、スケジュールを決めていることがあります。
さらに、地方から上京してくる内定者だと、会社の近くに家を探す必要もあり、入社までの時間が忙しいことが考えられます。
そのため、絶対参加ではなく任意での招待という形にしたり、内定者フォローイベントの回数を多くても月に1度にしたりと、内定者を優先してスケジュールを決めましょう。

新卒採用時の内定者フォローに困ったらnext≫へ!

新卒採用時の内定者フォローイベントは、内定者研修やオンライン研修などの他に、コミュニケーションを取れるような座談会・懇親会などがあります。
内定者フォローイベントを開催することで、内定辞退や早期離職の防止につながり、企業としても欲しい人材の確保が行えるようになります。
しかし、採用担当者の負担が増えてしまったり、内定者フォローの方法を間違えると内定辞退につながることもあるため、慎重に検討しなければなりません。

弊社の提供しているnext≫では、LINEを活用した採用管理ツールを提供しており、採用コンサルティングの知識が搭載されているため、より効果的な採用活動を行えます。
学生の管理から、定期的な情報発信の自動化、歩留まり分析など、さまざまな機能を搭載しているため、採用担当者の方の負担軽減にもつながります。
また、ご契約いただいている方向けに、弊社の採用コンサルタントが皆様のお悩みの解決をサポートさせていただきます。
next≫の活用方法だけでなく、どのような内定者フォローイベントを行ったらいいかなど、採用に関するお悩みの全般に対応可能です。
定期的に採用に関するセミナーの開催も行っていますので、もしご興味のある方はぜひ、弊社アローリンクまでご相談ください。

資料請求はこちら

 

LINEにしかできないコミュニケーションを採用に

資料請求

『3分でnextが分かる』
特別資料を簡単にダウンロードいただけます。

資料請求
導入事例

導入イメージを実際につけたい方は
事例をご参照ください。

導入事例
お問合せ

ご不明な点などございましたら
お気軽にお問合わせください。

お問合せ