新卒採用にはSNSを活用!SNS5種類の選び方を目的別にご紹介

新卒採用 SNS

新卒採用を効率的かつ効果的に行うのであれば、SNSの活用が非常に重要となっており、うまく運用できれば中小企業の課題解決につながります。
理由としては、現代では多くの方がSNSを活用しており、学生たちはSNSで企業の情報を収集することもあるためです。
そのため、新卒採用にSNSを活用することで、高い拡散力により母集団形成がしやすくなる・幅広い層に自社を知ってもらえるようになります。
本記事では、SNS採用とは何か、採用活動に利用できるSNS5種類の紹介から、メリットデメリット、取り入れる際の準備まで解説していきます。

SNS採用とは?

SNS採用とは、LINEやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSを活用し、母集団形成や学生とのコミュニケーションツールとして活用することです。
SNSを通して採用活動を行うことで、自社のブランディング化がしやすく、情報発信がしやすいためリアルタイムで情報を伝えられます。
ほとんどのSNSは、公式アカウントを作れるような仕組みができており、多くの人は企業アカウントの存在を認知しています。
そのため、タイムリーな情報を取得したい人は、SNSに企業アカウントがあるかどうか確認することも多くあります。

SNSでは求人サイトや企業HPよりも新鮮な情報を得られるため、数多くの人が企業アカウントに注目しています。
そして、新卒採用にもSNSを取り入れることで、より多くの学生に情報を届けられ、知名度の低い中小企業でも知名度の向上が可能です。
公式アカウントでも無料から始められるSNSも多くあるため、ぜひ新卒採用にSNSの活用をしてみてください。

新卒採用でSNSが有効な理由

現代では、老若男女問わず多くの人々がSNSを活用しているため、情報の発信やコミュニケーションを取るツールとして最適です。
株式会社ディスコの行った、9月後半時点の就職意識調査キャリタス就活学生モニター2025調査結果」によると、引き続きSNSの利用は活発化しています。
2025年卒業予定の大学3年生、917人を対象にした調査で、就職活動で利用するSNSは、LINEの利用率は43.8%、X(旧Twitter)は35.8%となっています
このように、多くの学生が就職活動にLINEを活用しており、続いてX(旧Twitter)、Instagram、Youtubeが利用されています。
結果を受け、学生たちはさまざまなSNSツールを活用して就職に関する情報を集めていると見て取れ、今後も利用率は上がっていくでしょう。

引用先:DISCO「9 月後半時点の就職意識調査 キャリタス就活 学生モニター2025 調査結果

SNS採用は中小企業の救世主となる

SNSを採用活動に取り入れることで、知名度の低い中小企業でも自社をブランディングできるようになります。
その結果、中小企業でも学生たちに情報を届けられるようになり、知名度の向上につながります。

また、SNSでは写真や動画などを活用した情報発信ができるため、求人広告といった求人媒体よりも、よりリアルな会社の魅力が伝えられます。
自社の採用サイトに求人情報を載せる場合でもオリジナリティのある求人広告が作れますが、SNSではさらに拡散力もプラスされています。
公式アカウントだとしても、SNSによっては無料で利用できるものも多いため、比較的採用コストを抑えつつ新卒採用が可能です。
限られたコストの中で効果を出さなければならない中小企業でも、日々SNSを活用することで、自社の魅力の発信からブランディングがしやすくなります。

新卒採用で利用できる5種のSNS

SNSは、それぞれチャットに特化していたり情報拡散に特化しているものなど、サービスによって機能が異なるので、目的に合わせて選んでいきます。
この時、アプローチしたいターゲット像である学生がどのようなSNSを利用しているのか、SNSを使う目的はなにかを踏まえたうえで、選ぶことが大切です。
新卒採用で利用できるSNSは5種類あるため、それぞれ特化した機能が異なるためここからは詳しく紹介していきます。

①チャットに特化したLINE

LINE公式が発表している2023年6月現在の月間ユーザー数は9,500万人となっており、全年齢で偏りなく利用者がいます。
現代では、メールやSMSではなく、多くの人がLINEを使ってメッセージのやり取りをしているためLINEは反応が返ってきやすいのがメリットです。
具体的な使い方としては、友達登録をしてくれている学生に向けて、情報の発信を行ったり、個別に連絡を取ったりと活用します。
LINEの画面の下部には、リッチメニューという、画像や文字による訴求ができる場所もあるため、ホットトピックを掲載しやすいのも特徴です。

しっかりと学生に自社の情報を発信しつつ、個別にコミュニケーションをとっていきたいのであれば、LINEの活用がおすすめです。
たとえば、LINEを使った採用管理ツールなら、学生の管理から面接の予定管理、定期的な情報発信などが自動化できます。

引用先: LINEヤフー株式会社「LINEのユーザーはどんな人?

②情報拡散に特化したX(旧Twitter)

公式アカウントも多く存在しているX(旧Twitter)では、自社の情報を毎日発信していくことで、知名度の向上やブランディングが行えます
投稿した内容は、閲覧したユーザーが「いいね」「リツイート」というものを押すことができ、反応が多ければおすすめトピックとして取り上げられます。
多くのユーザーからいいねやリツイートが得られれば、より多くのユーザーに自社の情報が届けられるようになるため、日々の発信が重要です。

また、企業アカウントだけでなく、採用担当者のアカウントを開設することで、より会社の魅力が学生に届けられます。
今日から新卒が入社してきた・新しい商品が発売されたなど、日々の会社の情報を発信することで、よりリアルに会社のことが伝えられるでしょう。
毎日投稿できる環境が揃っており、自社のブランディングや情報発信を行い知名度を向上したい企業におすすめです。

③写真や動画で魅力を発信できるInstagram

Instagramは文章というよりも写真や動画で魅力を発信できるサービスで、女性から人気のあるSNSです。
画像や動画での投稿となりますが、リールという機能は短い時間の動画を掲載して多くの人に情報発信ができます。
おすすめリールに載れたら、同じような動画を見ているフォローされていないユーザーにも情報が届けられるのが特徴です。
ただ、拡散力はやや低いため、ハッシュタグの利用やクリックしてもらえるような画像デザイン、動画を作成することが非常に重要となります。
画像や動画をメインに情報発信がしたい・ターゲット像が女性に集中している場合には、Instagramの利用がおすすめです。

④若い世代に爆発的人気のTikTok

TikTokは、動画に特化したSNSとなっており、若い世代で爆発的に人気がでているのが特徴です。
就職活動を目的として利用している学生は少ないですが、若い世代が見ているため、情報発信としての活用ができます。
実際に、弊社では「ざっきーとゆってぃー」という名前でTikTokアカウントを持っており、65万人ものフォロワーを獲得しています。
会社のブランディングとしての活用に非常に有効なため、知名度を上げたい企業におすすめです。

⑤ビジネスシーンで活用されているFacebook

Facebookは、個人名での登録となり、利用者の交友関係も明確となっているのが特徴です。
そのため、リファラル採用がしやすくなっており、学生に友人を紹介してもらった際には、Facebookでやり取りすることもできます。
また、ブログのように長文を投稿できるため、より細かく会社の情報を記載したり、イベント情報を記載するのに向いています。
過去投稿もアーカイブから見やすく、興味を持ってくれた学生により多くの情報が届けられるのがメリットです。
実名登録されているSNSを利用したい・リファラル採用や優秀な学生に直接オファーしたい企業におすすめします。

新卒採用にSNSを取り入れるメリット

従来の採用方法だと、求人サイトに登録したり自社サイトに求人情報を載せたりすることですが、これだと顕在層にしかアプローチができません。
しかし、新卒採用にSNSを取り入れることで、ゆくゆくは転職を考えているといった潜在荘にアプローチができます。
他にも、まだ就活を始めていない大学1年生や2年生にもアプローチしやすく、早い段階から会社に興味を持ってもらいやすくなるのがメリットです。
SNSは、日々情報の発信をして長期的に運用していかなければフォロワー数を集められず、知名度も上げられません。
しかし、SNSであれば顕在層だけでなく潜在層にもしっかりとアプローチできるため、従来の採用方法よりも効果を得やすくなります。

拡散力が高いので母集団形成できる

拡散力の高いSNSを使えば、新卒採用の母集団形成として利用できるのがメリットです。
X(旧Twitter)やInstagramは、拡散によりバズることで、多くのユーザーに情報が届けられるため、自社を知ってもらえる機会が増えます。
さらに、定期的にバズることができれば、知名度の向上やフォロワー数のアップにより、多くの人材が集まります。

求人媒体のみで採用活動を行うのは、多くの会社に埋もれてしまうとなかなか人材獲得ができません。
しかし、拡散力の高いX(旧Twitter)やInstagram、TikTokをうまく利用できれば、より多くの母集団形成につながります。

幅広い層に自社を知ってもらえる

SNSを新卒採用に取り入れることで、就職活動を行っていない層にも自社の情報を伝えられるのがメリットです。
本来SNSではさまざまな情報が飛び交っており、ユーザーの目的は採用活動だけではありません。
そのため、就職活動を目的としていないユーザーにも、自社の情報が伝わるようになるため、将来的に顕在層になる潜在層にアプローチもできます。
SNSの運用は短期ではなく長期的な運用となりますが、日々情報発信を続けていくことで、中小企業だとしても大きい知名度を得られる可能性があります。

コミュニケーションが取りやすい

LINEは、コミュニケーションを取るのに特化したツールとなっており、情報の発信だけでなく個別の連絡対応にも利用できます
メールや電話、メッセージよりも、現代では多くの人がLINEを活用しているため、開封率だけでなく返信率も高くなっています。
また、他のSNSでもダイレクトメッセージ機能が付いているため、個別に連絡がしやすくなっています。
情報発信をしつつ、個別に連絡も取れるため、コミュニケーションを取る目的としてもSNSは非常に有効です。
学生にとっても、SNSでのコミュニケーションは電話やメールよりもハードルが低いため、反応してもらいやすいでしょう。

無料で利用できるのでコストを抑えられる

SNSの多くは、無料から利用できるため、コストを抑えて活動できるのがメリットです。
公式アカウントにするためには、費用がかかるものもありますが、比較的安い費用で利用できます。

また、弊社ではLINEを使った採用管理ツールを提供していますが、月額43,780円(税込)から利用でき、マーケティングから業務効率化まで対応しています。
さらに、導入いただいている企業様向けに、弊社の採用コンサルタントが皆様のお悩みを直接サポートしております。

新卒採用にSNSを取り入れるデメリット

新卒採用にSNSを取り入れることはメリットが多くありますが、注意しなければならない点もいくつかあります。
SNSは、手軽に発信できるのと拡散力があるため、担当者のネットリテラシーが低いと企業にとって悪い印象を与えてしまう可能性もあります。
また、短期運用では効果がでないため、長期的に発信できる環境を作れなければ、ただ工数がかかるだけで効果を得られません。
そのため、新卒採用にSNSを取り入れるのであれば、高いネットリテラシーを持った担当者の配置や発信するコンテンツの充実が必要となります。

中の人のネットリテラシーが低いと炎上する

SNSの発信内容を1人の担当者に一任してしまうと、不適切な発言をしてしまったことにより炎上する可能性があります
SNSは拡散力が非常に高いため、多くの人の目につく投稿で不適切な発言をしてしまうと、批判の対象となり一気に炎上してしまいます。
一度炎上してしまうと、収集するのに時間がかかる・会社のイメージを悪くしてしまうなどのリスクがあります。
そのため、SNSの発信をする中の人のネットリテラシーを高めるように教育を行い、投稿内容は第三者も確認した上で投稿するようにしましょう。

長期的な運用をしないと効果が出ない

SNSは、アカウントを開設してすぐに効果が出るものではなく、定期的な発信とユーザーに響く情報提供が必要です。
そのため、長期的な運用をしないと効果は出ないというデメリットがあり、即効性を期待する会社には向きません。
また、SNSは不特定多数の人の目につきやすいため、自社が欲しい能力を持ったターゲット以外の人材も集まります。
ピンポイントで欲しい能力を持った人材だけを集めるのには向かないため、ある程度幅広い層に会社を知ってもらい、母集団形成したいのであればおすすめです。

発信できるコンテンツが少ないと運用が難しい

SNSは、日々情報の発信をしていかなければならないため、発信できるコンテンツが少ない企業だと運用が難しいケースがあります
例えば、会社で行ったイベント情報や社員の働いている雰囲気を伝えられる情報など、反響がありそうな内容の発信が必要です。
なかには、実際の従業員が動画撮影を行い、SNSでバズっているダンスや面白い掛け合いなどを発信している会社もあります。
和気あいあいと働いている風景を見ることで、こんな会社で働きたいと思ってもらいやすくなりますが、運用できる人材や体制が整っていないと活用は難しいでしょう。
そのため、毎日のように発信できるコンテンツがあり、時代に合わせて柔軟な発信をしていきたいという会社であれば、SNSの活用はおすすめです。

新卒採用にSNSを取り入れる準備

新卒採用にSNSを取り入れる際には、採用計画を立て、なぜSNS採用を取り入れるのか目的・目標を決めていきます。
次に、運用担当者やスケジュール立てを行い、どのSNSを活用して新卒採用をしていくのかを決めます。
SNSには、多くの種類があるため、採用計画や目的・目標に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。
ここからは、スムーズにSNSを取り入れられるよう、準備に必要な手順について詳しく解説していきます。

採用計画を立てる

採用計画を立てる際の例
  • 採用完了日はいつか
  • どの部署に必要なのか
  • 何名募集するのか
  • どんな人材を求めているのか
  • どのような採用の流れにするのか
「いつ」「どの部署に」「何名募集するのか」、「どのような能力を持った人材で」「どのような流れ(選考フロー)」で採用するか、採用計画を立てます。

採用計画における最終ゴールは学生を採用して入社してもらうことなので、SNSはあくまで母集団形成や内定フォローなどの過程で使われます。
例えば、「新しい事業のために10人採用したい」という目標に対し、「いつ」「部署」「人数」「人材像」は、最終ゴールに向けての決定事項となります。
そのため、SNSは母集団形成をするのか、コミュニケーションの強化として取り入れるのか、目的達成のための活用方法を事前に決めることが大切です。

SNSを取り入れる目的・目標を決める

SNSを新卒採用に取り入れる目的・目標を決める際には、なぜSNSが必要なのかを深堀していきましょう。
取り急ぎ母集団形成をしたい。という漠然とした目的だと、インターンシップの開催や合同説明会の実施のほうが向いている可能性があります。

SNSを取り入れる目的は、例えば、「SNSを活用して幅広い層へアプローチしたい」「面白いコンテンツを発信して知名度をあげたい」などがあります。
そこで、SNSで集客を行いたい、広告として利用したい、ブランディングしたい、コミュニケーションを自動化して事務作業を効率化したいなど、利用目的を決めます。
そして、なぜSNSで集客をしたいのか、SNSでなければならない理由まで明確化し、SNSを取り入れた際に目的や目標がぶれないようにしましょう。

利用するSNSを検討する

SNSを取り入れる目的に合わせて、利用するSNSを検討していきましょう。
具体的には、学生とのコミュニケーションの強化やスケジュール管理を行いたいのであれば、LINEの活用がおすすめです。
また、SNSを広報活動として利用するなら、拡散力のあるX(旧Twitter)やInstagram、TikTokの利用が良いでしょう。
他にも、SNSによって利用者層や属性が異なるため、欲しい人材像に合わせてSNSを検討する必要があります。
採用計画の際に立てた人材像やSNSを取り入れる目的に合わせて、最適なSNSを選ぶようにしましょう。

運用担当者・スケジュールを決める

SNSは中長期的な運用が必要となるため、SNS運用担当者を決めて設定した目的目標に向けてスケジュールを決めていきます。
SNS運用担当者は、SNSに慣れ親しんでいる若手社員が選ばれることもありますが、炎上リスクがあることを想定してネットリテラシーの教育が必要です。
また、運用担当者が一人だと、炎上リスクのある投稿をしてしまう可能性があるため、投稿前には第三者が確認できる環境構築も必要です。
SNSの運用担当者を決める際には、自分が会社の広告塔となることを理解した上で、効果の得られるようなコンテンツを作りましょう。

この時、投稿スケジュールは毎日もしくは2日に1回など、更新頻度についても具体的に決めておきます。
会社の年間スケジュールに合わせて、会社のイベント時や、新事業の発表をSNSで行うなど事前に決めておくのも良いでしょう。
ただ会社のイベントがありました・新事業を発表しましたと投稿するのではなく、SNSならではのユーザーの興味を引きそうな裏話を盛り込むなどの工夫もおすすめです。

新卒採用にSNSを活用するならnext≫がおすすめ

新卒採用を行う際には、母集団形成やコミュニケーションの強化を目的として、SNSを取り入れるのは非常に有効です。
どのSNSも、多くの人々が利用しており、なかでもLINEは老若男女問わず、多くの学生も日常的な連絡ツールとして活用しています。

弊社の提供するnext≫は、LINEを活用した採用管理ツールとなっており、連絡だけでなく学生管理から情報の自動発信に特化しています。
さらに、採用コンサルタントの知識をもとにした機能が搭載されているので、学生がクリックしたリッチメニューの数や歩留まりなどの分析も可能です。
定期的に採用に関するセミナーの開催を行い、製品資料もご用意していますので、新卒採用にLINEを活用したいとお考えでしたらぜひお問い合わせください。

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