採用を成功させるKPIとは?設定方法や運営のポイントを解説

KPIは、企業のさまざまな場面で活用されている指標のひとつです。人事評価や目標管理のほか採用活動にも利用することができます。

では、採用におけるKPIの役割とはどのようなものなのでしょうか。この記事では、採用活動におけるKPIの活用方法やKPI運用のポイントについて紹介します。

採用におけるKPIとは

KPIとは、Key Performance Indicator(重要業績評価指標)の略で、最終的な目標を達成するために設定する細かい指標のことを指します。

目標達成までの具体的な状況を数値で把握し、評価・改善するために活用するものです。

採用におけるKPIでは、採用目標を達成するために必要な採用活動を、工程や業務などに落とし込んで目標を達成するために活用します。

具体的な数値に基づいて行動を行うため、集めたデータの分析によって次年度以降のプロセスの見直しが行いやすくなるのも特徴です。

また、KPIは採用活動におけるさまざまな業務の見直しにも活用できるので、業務の見直しによる負担軽減にも役立つでしょう。

KPIの立て方

採用活動におけるKPIを設定するには、どのような目標を達成するためにKPIを導入するのかを決定しておかなければなりません。

ここからは、KPIを立てる流れや具体的な指標の設定方法について紹介します。

1.KGIを決める

KPIを設定するのであれば、まずKGIを設定しなければなりません。

KGIは、Key Goal Indicator(重要目標達成指標)の略で「最終的な目標」を示すものです。

採用におけるKGIには、採用人数や人材の質を重視した採用などがあります。KGIを設定する際には、自社の採用における課題解決につながるものを選択することが重要です。

また、KGIを決定する場合、具体的な数値目標を設定しなければ、結果を重視した採用活動やKPIの設定ができません。

KGIを具体的な数値目標として設定し、達成率や進捗状況を確認しながらKPIを設定・改善する必要があります。

2.KGIを達成するための指標を立てる

KGIを具体的に設定したのち、KGIを達成するために必要なKPIを指標として設定しましょう。

採用人数を重視するのか、人材の質を重視するのかでKPIは変動するため、企業内で意思を統一する必要があります。

また、KPIを立てる際には、達成可能な数値を設定することが大切です。

目標設定を高くしてしまうと、達成に向けてのプロセスが明確にイメージできなくなるため、社員のモチベーション低下を招く恐れがあります。

達成可能な範囲のKPIを設定し、かつ最終的にKGIが達成できるものが採用KPIとして理想的です。

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KPI運用のポイント

KPIの設定ができたら、実際に運用を行っていきます。

しかし、KPIを設定して終了するのではなく、運用しながら改善やデータの蓄積を行わなければ効果を引き出すことができません。

ここからは、KPIを運用する際に注意しておきたい点や、運用を成功させるためのポイントについて紹介します。

それぞれの採用フローの数値を把握する

KPIを適切に運用するためには、採用活動におけるそれぞれの採用フローにおける数値をまず把握することが重要です。

現状と理想の数値を比較してKPIを設定することができ、運用中の数値を把握すればKPIの進捗状況や課題もわかりやすくなります。

・採用におけるKGIの例
採用におけるKGIは、企業の課題によって異なります。一般的には「採用人数」もしくは「人材の質」のどちらかで設定することが多い傾向にあり、企業の実情を把握したうえで設定することが大切です。

たとえば、採用人数をKGIとするのであれば、現状の採用人数に加えて退職者数の予想なども数値に盛り込む必要があります。

反対に、人材の質をKGIに設定する場合は、どのようなスキルをもった人材がどの部署に必要なのかを判断しましょう。

・採用におけるKPIの例
KPIの設定は、KGIによって異なるものを設定する必要があります。採用人数をKGIとする場合「求人閲覧数」「応募者数」「面接設定率」「面接した人数からの入社率」などを設定する形です。

また、人材の質をKGIにする場合は「内定受諾率」「採用人員の質に対する現場の意見調査」「採用後の在職期間(早期離職率)」などが挙げられます。

KGIやKPIを設定する場合、どのような項目を設定するとしても重要なのは「明確な数値を盛り込むこと」です。

数値目標がなければ、進捗状況などから達成率を把握することも難しくなってしまうため、KGI・KPIともに数値での目標を設定しましょう。

進捗や課題に応じてKPIを見直す

KPIを設定したら、実際に採用活動での運用をはじめましょう。

このとき、PDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルを回し、KPIを達成するためのプロセスにおける精度を高めていくことが重要です。

KPIを過去データなどから設定したものの、実際に運用してみたとき「設定が高すぎた」という場合もあるでしょう。

設定した数値と実際に達成可能な数値が乖離している場合は、KPIを適宜見直す必要があります。

プロセスを変えることで達成できる見込みがあるのであれば、KPIの数値を下げずにアプローチ方法を改善するのも効果的です。

まとめ

採用におけるKPIは、採用フローの見直しや採用効率をアップさせるうえで有効な手段のひとつです。

優秀な人材や自社の人手確保、人事担当者の業務負担軽減を図る手段として、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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